帰化申請して日本国籍を取得する

帰化とは

帰化とは、日本国籍を取得して日本人になることです。帰化申請をして日本国籍を取得すると、日本の戸籍が新たに作られます。そして、日本国民として参政権や社会権などの権利を受けることができます。

毎年9,000人ほどの外国人が帰化申請をしており、約9割が許可になっております。ただし、実務上の話を言うと、この9,000人は法務局で申請を受付してもらった人数であり、多くの方は法務局の受付をしてもらうことができておりません。そのため、帰化を希望する外国人の人数は、もっと多いのが現状です。

● 過去5年間の許可者数・不許可者数 (2024年6月21日調べ)

帰化申請の条件

帰化申請の条件は、国籍法で定められており「住所条件」「能力条件」「素行条件」「生計条件」「重国籍防止条件」「憲法遵守条件」「日本語能力条件」があります。

住所条件の引き続き5年とは、「適法なビザを持ち、日本からほぼ出国することなく暮らしている」ことです。日本から出国している日数が1年間のうち150日～180日以上の場合は、引き続きではなくなります。

能力条件には18歳以上の条件がありますが、親と子ともが一緒に帰化申請をする場合は、子供の年齢が18歳未満でも帰化申請をすることができます。

素行条件では、交通違反以外にも、納税状況、年金・健康保険の支払い状況もチェックされます。

生計条件では、世帯全員の収入・貯金・借金・資産の全てを審査されます。

帰化申請の注意事項

帰化申請の注意事項の上位5つをピックアップしました。

1. 同居者や婚約者の書類も必要になるので、事前に協力してくれるかどうか確認するようご注意ください。
2. 書類の有効期限は発行日より3ヵ月以内です。出生証明書などの本国書類は発行日より1年以内となっているので、計画的に取得するようご注意ください。
3. 申請者ご本人が法務局に行く必要があり、後日に面接もあるので、何度か仕事を休む必要があるのでご注意ください。
4. 帰化申請は事前予約制となっており、混んでいる場合は予約が半年後になることもあるので、混み具合を事前に確認するようご注意ください。
5. 帰化申請中に海外へ行く場合は事前に法務局の担当官に連絡を入れ忘れないようご注意ください。

帰化申請の必要書類

帰化申請では戸籍謄本や住民票を始め様々な書類を取得する必要があります。また、帰化許可申請書や親族の概要書、履歴書、生計の概要書など、帰化申請独自の書類を作成する必要もあります。

提出する書類の枚数は少ない方で50枚前後、多い方で200枚前後になります。

• 戸籍謄本や住民票
• 課税証明書や納税証明書
• 出生証明書などの本国の書類
• 運転免許証の写しや運転記録証明書
• 住居に関する資料
• 職業を証明する資料
• 自宅の写真
• etc...

帰化申請の手続きの流れ

帰化申請は、最寄りの地方法務局の国籍課で行います。申請が受理されるまでに、法務局へ数回行く必要があります。申請が受理されてから結果が出るまでの審査期間は8ヶ月～1年ほどとなります。

1. 法務局で初回相談を行い、必要書類の点検表をもらう
2. 帰化申請に必要な書類を市区町村役場や年金事務所、税務署等で用意する
3. 帰化申請に必要な書類を作成する
4. 法務局で書類の点検を受け、指摘された書類を準備する
5. 法務局で帰化申請を受理してもらう
6. 法務局で面接や日本語試験を受ける
7. 許可または不許可の通知

帰化申請の料金表

帰化申請を私たちにご依頼いただく上で重要となる料金のご案内をしています。1人で帰化申請をする場合や、ご家族一緒に帰化申請をする場合、ご夫婦の内どちらかのみが帰化申請をする場合など詳細に料金の記載をしています。また、不許可の場合は全額返金・追加費用不要・お見積書の提示など明朗会計となっています。

帰化申請のＱ＆Ａ

お客様からいただいたご質問を一覧にしています。申請期間や動機書、帰化の面接や料金についてなど、帰化申請の専門行政書士がご回答しています。

帰化申請の用語集

帰化申請を行う上で登場する用語を解説しています。分からない言葉の意味を知りたい方はこのページが最適です。初回相談無料でお電話でも承っております。

帰化申請の手引き

タイトルの通り、帰化申請を行うための手引きです。実際に法務局が出している「帰化申請の手引き」をもとに更に分かりやすく解説しています。

帰化申請書のサンプル

帰化申請で提出する申請書のサンプルをご紹介しています。実際に帰化申請で使用する申請書を画像で見ることが出来るようにしています。

特別永住者の帰化申請

特別永住者の帰化申請に特化させたページです。
帰化申請を今からお考えの皆様のために、スタートから帰化許可取得までの一連の流れをご紹介しています。特別永住者の帰化は、条件や必要書類が緩和されているという特徴があります。具体的には、日本語試験や動機書、在勤給与証明書などが不要です。

19歳の国籍選択

日本と日本以外の国籍を持っている方は必見！20歳までにどちらの国籍を取得するか選択しなければなりません。重国籍者の方は国籍の選択を！！

国籍離脱

現在、日本国籍を有している方が日本国籍を離脱しようとお考えの方向けページです。「国籍離脱届」や必要書類などのご案内をしています。

日本国籍の再取得

日本国籍留保届を提出していない18歳未満の方が、日本国籍を取得するお手続きです。最大のポイントは日本で暮らしているかどうかです。

法務局

日本全国の法務局を一覧でご紹介しているページです。帰化申請をする方がお住まいの住所地を管轄する法務局へ帰化申請してください。

結婚に伴う帰化申請

日本人と結婚をしている方が帰化申請をお考えならこのページが最適です。日本人と結婚している方が帰化する場合、多くの優遇措置があります。

養子に伴う帰化申請

日本人の養子が帰化申請する場合についてご説明しているページです。養子縁組の事実の証明・養子となったときの年齢が重要となります。

認知に伴う帰化申請

日本人に認知された子の日本国籍を取得するなら！認知された子が18歳になるまでにお手続きを行う必要があります。外国語の書類は翻訳が必要です。

個人情報厳守

弊所はお客様の個人情報を徹底的に厳守しています！行政書士に課せられている守秘義務はもちろん、自社独自の体制も構築しているのでご安心ください！