帰化申請と確定申告の意外な関係とは？気になる疑問を解決します！！ - コモンズ行政書士事務所

帰化申請をする際の良くある落とし穴や注意点を、わかりやすく解説しております。
この機会に是非、帰化することをご検討中ならコモンズへご相談・ご連絡ください！！

確定申告とは、税金に関する手続きの中でも、所得税(個人の所得に対してかかる税金のこと)、法人税、消費税、贈与税や相続税を決めるために行う申告納税制度のことです。

確定申告を行う期間は決められており毎年2月下旬から3月上旬にかけてとなっています。2019年(平成31年)は2月18日(月)～3月15日(金)が確定申告期間です。

確定申告の提出方法は「1.税務署へ直接提出」「2.税務署へ申告書を郵送」「3.e-Tax(国税電子申告・納税システム)で電子申告」の3通りがあります。

確定申告は、主に個人事業主(自営業者)がしなければならないものというイメージがありますが、実はサラリーマン・アルバイト・パートタイマー・無職であっても条件によっては確定申告をしなければなりません。

しかし、確定申告をしなければならないのを知らずそのまま放置してしまっている人も、実際少なくありません。

ただ普通に暮らしているだけでは、確定申告を忘れていたとしてもそこまでの大きな問題にはなりませんが、帰化申請となると話は別です。帰化申請では「生計要件（どのような収入によって、暮らしが成り立っているか）」と「素行要件（税金をしっかり納めているか）」について審査されるため、生計要件と素行要件に確定申告を忘れていた場合は、後からでも確定申告をしなければ帰化申請を進めることができなくなってしまいます。

以上の項目にあてはまっているにもかかわらず確定申告をしていない方は、まずはご自身の住所を管轄する税務署に確認してみましょう。

確定申告をすることによって、納めなければならない税金の「正確な金額」が決まります。正確な金額が決まることによって、あらかじめ払っていた税金が戻ってくる場合と追加で税金を払わなければならない場合があります。

追加で税金を払わなければならない場合は、期限を守らなかったということで、本来納める税金に追加する形で「無申告加算税」「延滞税」などのペナルティーを支払わなければなりません。また、確定申告をしたことで税金が戻ってくる場合は5年以内に確定申告を行えば税金は戻ってきますが、5年を過ぎると戻ってくるはずの税金が戻ってくることはありません。

帰化申請を考えているなら、なおのこと確定申告はきちんとしておきましょう。