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兵庫で帰化申請を考えている韓国人特別永住者の方からのお問合せ

ある日、帰化申請に関する一本の電話がありました。名前はK様で50代女性の韓国人特別永住者の方でした。まずは電話で帰化申請が可能かどうか簡単なヒアリングをさせて頂いたところ大きな問題はありませんでした。また、K様からのご質問や不安点をお聞きした後に詳しいサポート内容をお伝えし、ご納得頂いたためご依頼となりました。

K様の帰化申請の内容を詳しく解説

K様は韓国人の特別永住者（在日韓国人）として兵庫県で生まれました。K様のご両親は共に韓国人であり、お父様は韓国の慶尚南道生まれ、お母様は大阪府生まれでした。

K様のお父様は亡くなっており、お母様と二人暮らしです。ご家族の中には帰化した人がおらず、K様が初めての帰化申請になりました。また、K様は、離婚歴があり日本人の前夫の情報が必要になりましたが、前夫との交流を続けておられたため、前夫の情報を得ることは難しくありませんでした。

K様は兵庫県にある朝鮮学校の初級部・中級部、そして朝鮮高校を卒業されました。その後、兵庫で就職されましたが、転職にともない東京へ引っ越し、日本人のご主人と出会い結婚されました。そして、その後に転職や離婚を経て、現在兵庫県でお母様と二人暮らしをされております。帰化申請でよく問題となる海外旅行歴は数日と問題なく、自動車免許を持たれていますが違反もない状態でした。

K様は兵庫県内の飲食店でアルバイトをしており月収11万円、貯金200万円という状況で生活されていました。同居のお母様は年金暮らしで月収5万円、貯金600万円という状況でした。K様は持ち家に住んでいることもあり、支出はかなり抑えられ、カードローンの返済は月2万円ありましたが、毎月貯金もできるくらい安定した暮らしを送られておりました。

K様の韓国書類は、翻訳も含め計64枚ありました。K様本人の基本証明書、家族関係証明書、婚姻関係証明書、入養関係証明書、親養子入養関係証明書、出生時からの除籍謄本を始め、K様の亡くなった父親の基本証明書、家族関係証明書、婚姻関係証明書、戸主が父の除籍謄本と更に父が18歳頃からの除籍謄本を用意いたしました。また、K様の母親の家族関係証明書、婚姻関係証明書、母が16歳頃からの除籍謄本も用意いたしました。

K様の日本書類は、主に出生届、婚姻届、住民票、課税証明書、納税証明書、前夫の戸籍謄本、アルバイトの給与明細書などでしたが、問題なく取得していただけました。また、お母様に関しては、年金暮らしのため支給額変更通知書等も用意してもらいました。

兵庫で暮らしている外国人が帰化申請をする際は本国の書類が必要になります。国によっては本国に帰国しないと書類が取得できない場合もありますので、下記の書類の用意にどれだけの時間がかかるのか、あらかじめ調べておきましょう。

本国の書類

• 出生証明書
• 結婚証明書
• 離婚証明書
• 死亡証明書
• 親族関係を証明する書類
• その他の書類

日本の書類

• 申請者に関する書類
• 申請者の父母に関する書類
• 申請者の子に関する書類
• 居住歴に関する書類
• 在留カード（表・裏）の写し
• 運転記録証明書
• 自動車等運転免許証（表・裏）の写し
• 資産・収入に関する書類
• 納税に関する書類
• 社会保険に関する書類
• 最終学歴に関する書類
• 技能・資格に関する書類
• その他の書類

帰化申請で気になるのが、帰化申請後の名前についてです。帰化申請の際には、日本人としての名前を改めて決める必要があります。今まで使用していた名前を出来るだけそのまま名乗る方や日本人風の名前を名乗る方、様々な方がいらっしゃいます。帰化申請後の名前の決め方や名前を付ける際のルールに関しては以下のページをご覧ください。