アルバイト・パートタイマーでも帰化申請はできるの？最新情報、教えます！ - コモンズ行政書士事務所

帰化申請をする際の良くある落とし穴や注意点を、わかりやすく解説しております。
この機会に是非、帰化することをご検討中ならコモンズへご相談・ご連絡ください！！

帰化申請には6つの条件があり、そのうちの一つに『生計条件』があります。生計条件とは「自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によって生計を営むことができること」と定められています。要するに、自分もしくは自分と一緒に暮らしている家族の収入、または貯金で日々の生活を送ることが出来ることが求められています。

逆に言ってしまえば、「正社員であること」「年収が○○万円以上」であることなど、具体的な条件が定められていないので、日々の生活を送るうえで最低限の収入があれば、どのような雇用形態であっても構わないのです。

そのため、アルバイト・パートタイマーであっても、一人暮らしの場合は一定以上の収入があれば、家族と暮らしている場合は自分の収入が少なくても、一緒に暮らしている家族に一定以上の収入があれば、問題なく帰化申請を進めていくことができます。

帰化申請には6つの条件があり、そのうちの一つに『素行条件』があります。素行条件とは「素行が善良であること」と定められています。要するに、「犯罪歴」「交通違反・交通事故歴」「納税状況」「健康保険・年金の納付状況」「その他の反社会的行為（暴力団をはじめとする反社会的勢力に属している・関りがある）」が善良である＝大きな問題がないことが求められています。

「犯罪歴」「交通違反・交通事故歴」「その他の反社会的行為（暴力団をはじめとする反社会的勢力に属している・関りがある）」に関しては、普通の生活をしていれば全く問題になりませんが、アルバイト・パートタイマーの方でよく問題になるのが「年金の納付状況」です。

アルバイト・パートタイマーは『第一号被保険者』と呼ばれる立場であり、自身で手続きをして国民年金を払わなければなりません。

しかし、自身で手続きをしてという点が仇になり、国民年金を延滞していたり、納付をほったらかしにしていたりする、アルバイト・パートタイマーの方は少なくありません。万が一、国民年金を支払っていなかった場合、過去1年分を支払えば帰化申請できると言われていますが、帰化申請をする前に必ず自身の年金の支払い状況は確認しましょう。