交通違反があると帰化できない？そんな疑問に、帰化申請のプロがお答えします！ - コモンズ行政書士事務所

帰化申請をする際の良くある落とし穴や注意点を、わかりやすく解説しております。
この機会に是非、帰化することをご検討中ならコモンズへご相談・ご連絡ください！！

交通違反は、帰化申請の6つの条件のうち「素行要件」に当てはまります。そのため、過去の交通違反の違反の内容によっては、帰化申請ができる・できないの明暗がはっきりと分かれることになります。

交通違反を確認するには運転経歴に関する証明書を申請しましょう。運転経歴に係る証明書は4種類（無事故・無違反証明書、運転記録証明書、累積点数等証明書、運転免許経歴証明書）あり、申込用紙は、警察署、交番、駐在所、及び各自動車安全運転センターに備え付けられています。

上記の4種類のうち、交通違反歴を確認するには「運転記録証明書」を取得する必要があります。また、運転記録証明書は過去1年分、過去3年分、過去5年分の3種類に更に分かれていますが、（運転歴が5年未満でも）必ず「過去5年分の運転記録証明書」を取得しましょう。

帰化申請をするにあたって、1点～3点の軽微な交通違反であればあまり問題にはなりません。

人間、どれだけ気をつけていても、軽微な交通違反を起こしてしまうのはある意味避けられないことです。そのため、過去5年間で軽微な交通違反を1～2回起こしてしまっていたとしても、心配することなく帰化申請を進めることができます。

ただし、1点～3点の軽微な交通違反が重なり、免停（免許停止）になった場合や、無免許運転や飲酒運転、速度超過（スピード違反）で一発免停（免許停止）・免許取消となった場合は、（明確な基準はありませんが）その日より数年は帰化申請をしても不許可になる確率が高いため、帰化申請を始める際は十分注意が必要です。

忘れてはならないのが帰化申請中の交通違反についてです。帰化申請の手続き上、申請した後に審査期間があり、どうしても許可が出るまでに8ヶ月～1年ほどは時間がかかってしまいます。帰化申請中に交通違反を起こしてしまうと、交通違反の度合いによっては、問答無用で帰化申請が不許可になってしまうこともあります。

帰化申請中は、普段よりも安全運転を心がけるか、いっそのこと自動車の運転をしないようにしましょう。