福岡県にお住まいの日本人女性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
フィリピンで暮らしているフィリピン人夫との結婚手続きが日本とフィリピンで完了し、日本で一緒に暮らしたいため、フィリピン人夫の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、奥様がフィリピン留学中に出会い交際を続けたすえに結婚に至っております。両家への結婚の挨拶を済ませ結婚式も行っているなど、夫婦関係・家族関係に関しては問題ありませんでしたが、奥様がまだ大学生とのことで収入面に不安がある中での申請でした。
日本人の奥様(ご主人)が在学中でも、結婚ビザを取得することはできます!ただし、大学生であるイコール収入面に不安がある点をどう解消するかが最大のポイントです!
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2018年7月
日本人妻がフィリピン留学中にボランティア先にてフィリピン人夫と出会う
2018年10月
フィリピン:2021年8月
日本:2021年9月
2022年1月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 在留資格認定証明書交付申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 出生証明書及び日本語訳文
- 洗礼証明書及び日本語訳文
- 雇用証明書及び日本語訳文
- 無犯罪証明書及び日本語訳文
- 採用証明書に関する補足説明書
- 採用証明書
- 労働条件通知書
- 身元保証書
- 住民票に関する補足説明書
- 住民票
- 預金通帳の写し
- 修了見込証明書・採用内々定通知書に関する補足説明書
- 修了見込証明書
- 採用内々定通知書
- 令和3年度市民税・県民税課税証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
追加身元保証人(義父:***)に関する資料
- 身元保証書
- 在職証明書
- 令和3年度市民税・県民税課税証明書
- 令和2、3年度納税証明書
- 残高証明書
その他の資料
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
夫婦の収入が少ない
フィリピン人夫が仕事を辞めて来日し、日本人妻が大学生だったので、今回は日本人妻の父親に追加身元保証人になってもらいました。また、フィリピン人夫は日本での雇用先が決まっていたため、「採用証明書」と「労働条件通知書」を、日本人妻は採用内々定が決まっていたため「修了見込証明書」と「採用内々定通知書」を追加で提出し、フィリピン人夫の来日後も収入面に不安がないことをアピールしています。
その他
我々の事務所に依頼をしてくるお客様は概ね2通りのお客様に分かれています。自分で結婚ビザ申請をするのが面倒くさいのでプロにお任せしたいお客様と自分で結婚ビザ申請をするのに不安があるお客様です。今回のお客様は後者よりのとても慎重な性格のお客様で、お客様自ら情報を集め色々な書類を取得して送ってきていただいたので、一つずつお客様と話し合い、結婚ビザにプラスになるような書類を選別して追加で添付しているため、通常の結婚ビザ申請に比べて提出書類が多くなっています。
先生のコメント
石橋をたたいて渡るつもりで、出入国在留管理局側が求めていない書類を提出しすぎてもそれはそれで怪しいと疑われてしまいます。何事もさじ加減が大切です。
関連リンク
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