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日本から強制送還された過去のある中国人夫の結婚ビザ申請

結婚ビザ事例 No.45

福岡県にお住まいの日本人女性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。

日本から強制送還された過去のある中国人夫との結婚手続きが日本と中国で完了し、日本で一緒に暮らすため中国人夫の結婚ビザを取得したいという事例です。

このご夫婦は、ご主人が留学ビザで来日後、ビザの期限を超えて滞在していた際にお知り合いになりました。その後、ご主人が警察に声をかけられたことがきっかけで強制送還となり、音信不通になっていたものの数年後に縁があって連絡再開し、このたびようやく結婚に至ったそうです。今回、ご主人が帰国してから5年が経過していることもあり、その他の状況も含めて結婚ビザ申請が可能だと総合的に判断しました。

担当者
担当者

強制送還後は、5年間は日本に入国することはできません。また、事情によっては10年間や、無制限(※永遠に入国不可能)となる場合もあります。

注意

個人を特定できないよう多少の修正や加工を施しております。

ご夫婦の結婚ビザ申請の内容

出会いから結婚ビザ申請までの経緯

2人の出会い

2012年4月

中国人夫が日本で不法残留中に東京都内にある飲食店にて日本人妻と出会う

退去強制

2013年5月

退去強制により出国

交際を始めた年月

2020年3月(※2020年2月に連絡再開)

結婚した年月

中国:2020年4月

日本:2020年5月

在留資格認定証明書交付申請(結婚ビザ)

2020年6月

結婚ビザの申請書類一覧表

ご夫婦に関する資料

  • 在留資格認定証明書交付申請書
  • 在留資格認定証明書交付申請書
  • 質問書
  • 申請理由書
  • パスポートの写し
  • 戸籍謄本
  • 結婚証明書及び日本語訳文
  • 身元保証書
  • 住民票
  • 在職証明書
  • 給与明細書に関する補足説明書
  • 給与明細書の写し(2020 年4、5、6 月分)
  • 平成32 年度 市県民税証明書
  • 平成32、31 年度 市県民税 納税証明書
  • 残高証明書
  • 帰国証明書の写し及び日本語訳
  • 不法残留・資格外活動許可に関する反省文
  • 嘆願書(妻の分)
  • 嘆願書(妻の両親の分)
  • 宣誓書
  • 夫婦の写真
  • 夫婦のチャット履歴

その他の資料

  • 返信用封筒
  • 在留資格認定証明書交付申請書類について

プロの視点でチェック

結婚ビザ申請のポイント

  • 特になし
  • 両国の結婚証明書がない
  • 夫婦ともに海外在住
  • 出会ってから結婚までの期間が1年以下
  • ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
  • 20歳以上年齢差がある
  • 離婚歴に不安要素がある
  • 出会い方に不安要素がある
  • 夫婦の収入が少ない
  • お互いの家族が結婚のことを知らない
  • 夫婦が日本で別居
  • 2人だけでコミニュケーションが取れない
  • 法律違反あり
  • 過去のビザ申請で嘘の記載がある
  • 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
  • その他
先生の解説

法律違反あり

日本に入国後、決められた在留期間内に出国せず日本にとどまっていることを「不法滞在(オーバースティ)」と言います。不法滞在をしていて見つかったら強制的に出国させられてしまい、その後決められた期間(もしくは永久に)日本に入国することができません。今回の場合は、退去強制により出国しているものの、出国したのが5年以上前であること、いわゆるリピーター(※過去に日本から退去強制されたり、出国命令を受けて出国したことがある者のこと)ではないことから、十分許可が出る可能性があると判断し申請に臨みました。

先生のコメント

担当者
担当者

今回は、奥様のご両親のご協力もあり、奥様と奥様のご両親の嘆願書、ご主人本人が書いた不法残留・資格外活動許可に関する反省文、奥様の違反行為を二度とさせないと約束した宣誓書を提出することで無事に許可を頂くことができました!

関連リンク

結婚ビザに関する情報はこちら!

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