カナダにお住まいのご夫婦から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
約10年前に結婚し、カナダで夫婦仲睦まじく暮らしていたものの、今後の生活を考え日本へ移住することになったため、カナダ人夫の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、奥様の仕事の関係で知り合い交際を続けたすえに結婚に至っております。結婚してから10年以上経過しており、仕事を辞めて来日されるものの当面の間生活していくことができる十分な貯金があることから、ビザ申請する上では大きな問題もなくスムーズにお手続きを進めることができました。また、現在カナダで暮らされているため、日本で暮らしている奥様のお母様にご協力いただきながら結婚ビザ申請を進めていきました。

カナダでの結婚可能年齢は、男女ともに16歳以上です。また、カナダでの結婚方式は「民事婚」「宗教婚」の2種類があります。今回のご夫婦は民事婚で結婚されていました!
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2006年9月
日本人妻がカナダにある取引先を訪問中に取引先の従業員であるカナダ人夫と出会う
2007年10月
カナダ:2010年9月
日本:2010年10月
2021年12月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 身元保証書
- 金融機関口座状況(夫婦の分)
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
追加身元保証人(母:***)に関する資料
- 身元保証書
- 住民票
- 履歴事項全部証明書
- 令和3年度 市・府民税所得証明書
その他の資料
- 全部事項証明書(建物の分)
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
夫婦ともに海外在住
夫婦ともに海外在住の場合、日本で結婚ビザ申請をすることができないという問題があります。今回の場合は、日本で暮らしている奥様の母親に協力してもらうことで結婚ビザ申請が可能になりました。
夫婦の収入が少ない
夫婦の収入が少ない場合、日本で安定した生活が送れないとして不許可になるという問題があります。今回の場合は、ご夫婦の貯金額が約300万円ある点や日本人妻の母親が追加の身元保証人として協力する点、日本人妻の実家で生活するため安定した収入が得られるまで生活費を抑えられる点などをしっかり書面で伝えました。
先生のコメント

弊所にご依頼を頂く日本人とカナダ人のご夫婦の場合、カナダ(もしくはカナダ以外の国)で夫婦で暮らされていて事情が会って帰国というケースが非常に多いですね。
関連リンク
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