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留学生ビザで来日し中途退学後もアルバイトを続けていたインド人夫の結婚ビザを取得したい日本人女性からのご依頼

結婚ビザ事例 No.96

宮城県にお住まいの日本人女性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。

インドで暮らしているインド人夫との結婚手続きが日本とインドで完了し、日本で一緒に暮らしたいため、インド人夫の結婚ビザを取得したいという事例です。

このご夫婦は、ご主人が日本に留学中に出会い交際を続けたすえに結婚に至っております。今回の申請にあたり、問題点としては、ご主人が留学ビザで来日後、途中で日本語学校を退学したものの、在留期限内だったためそのまま日本に滞在し続けアルバイトをしていたという過去がある点です。また、奥様とご主人が出会って1年以内のスピード結婚であることや、奥様が派遣社員として現在の職場で働き始めたばかりであり収入面に不安があることなど、色々な事情が重なったうえで難易度の高い申請でした。

担当者
担当者

留学ビザで来日し途中で退学した場合、在留資格(ビザ)の根拠となる活動をしていないとして「在留資格の取消し」に該当する場合があります。今回の場合、日本語学校を退学した時点でインドへ帰国せずアルバイトをしていたことが「素行不良」として審査でどう判断されるかがポイントでした。

注意

個人を特定できないよう多少の修正や加工を施しております。

ご夫婦の結婚ビザ申請の内容

出会いから結婚ビザ申請までの経緯

2人の出会い

2019年1月

インド人夫が日本留学中にマッチングアプリを通じて日本人妻と出会う

交際を始めた年月

2019年2月

結婚した年月

日本:2019年10月

インド:2019年12月

在留資格認定証明書交付申請(結婚ビザ)

2020年2月

結婚ビザの申請書類一覧表

ご夫婦に関する資料

  • 在留資格認定証明書交付申請書
  • 質問書
  • 申請理由書
  • 反省文
  • パスポートの写し
  • 戸籍謄本
  • 結婚証明書及び日本語訳文
  • 身元保証書
  • 住民票
  • 在籍証明書
  • 給与明細の写しに関する補足説明書
  • 給与明細の写し
  • 平成31年度(平成30年分)市・県民税非課税証明書
  • 夫婦の写真
  • 夫婦のチャット履歴

追加身元保証人(義父:***)に関する資料

  • 身元保証書
  • 住民票
  • 在職証明書
  • 平成30年中 所得証明書
  • 平成30年度 納税証明書
  • 令和1年度 納税証明書
  • 残高証明書

その他の資料

  • 返信用封筒
  • 在留資格認定証明書交付申請書類について

プロの視点でチェック

結婚ビザ申請のポイント

  • 特になし
  • 両国の結婚証明書がない
  • 夫婦ともに海外在住
  • 出会ってから結婚までの期間が1年以下
  • ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
  • 20歳以上年齢差がある
  • 離婚歴に不安要素がある
  • 出会い方に不安要素がある
  • 夫婦の収入が少ない
  • お互いの家族が結婚のことを知らない
  • 夫婦が日本で別居
  • 2人だけでコミニュケーションが取れない
  • 法律違反あり
  • 過去のビザ申請で嘘の記載がある
  • 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
  • その他
先生の解説

出会ってから結婚までの期間が1年以下

初めて出会ってから1年以内に結婚しているスピード結婚の場合は、偽装結婚を疑われる恐れがある問題と、ご夫婦の交流や関係性を証明することが難しいという問題があります。今回の場合は、インド人夫が来日中に日本人妻と出会ったことや、インド人夫がインドへ帰国後、結婚式や家族への挨拶を行うために日本人妻がインドへ行っていることなどをしっかり書面で伝え、偽装結婚ではない点をしっかりアピール致しました。

先生の解説

夫婦の収入が少ない

今回の申請では、日本人妻が派遣社員として転職したばかりということだったので、日本人妻の父親に追加身元保証人として協力していただいています。また、転職したばかりということもあり、日本人妻の収入を証明する資料として給与明細票の写しを添付しています。

先生の解説

その他(在留資格(ビザ)の根拠となる活動をしていない)

留学ビザで来日し途中で退学した場合、在留資格(ビザ)の根拠となる活動をしていないとして「在留資格の取消し」に該当する場合があります。今回の場合、日本語学校を退学した時点でインドへ帰国せずアルバイトをしていたため、その旨を反省文として記載し提出しております。

先生のコメント

担当者
担当者

今回のご夫婦の場合は無事に許可を頂くことができましたが、ご依頼前、ご主人の状況を奥様が把握した時点で出入国在留管理局へ二人で相談に行き「インドへ帰国してください」というアドバイスに従って、すぐにインドへ帰国した点も審査に好印象を与えたのでしょう。ビザのことで迷ったら、すぐに出入国在留管理局へ相談してください!

関連リンク

結婚ビザに関する情報はこちら!

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