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短期滞在ビザから配偶者ビザへの在留資格変更許可申請

結婚ビザ事例 No.13

北海道にお住まいの日本人女性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。

短期滞在ビザで来日中のアメリカ人夫との結婚手続きが完了したため、アメリカ人夫のビザを短期滞在ビザから結婚ビザに変更したいという事例です。

このご夫婦は、ご主人が日本旅行中に偶然出会い、日本とアメリカを行き来しながら遠距離交際を続けたすえに結婚に至っております。両家への結婚の挨拶を済ませ結婚式も行っているなど夫婦関係に問題はありませんが、ビザ申請する上でご夫婦ともに無職という点をどう解決するかというのが大きな課題でした。

担当者
担当者

ご夫婦ともに無職の場合、結婚ビザ申請の審査ポイントの一つである「夫婦が日本で安定した生活を送ることができる」というポイントをどうクリアするか?が焦点になります。

注意

個人を特定できないよう多少の修正や加工を施しております。

ご夫婦の結婚ビザ申請の内容

出会いから結婚ビザ申請までの経緯

2人の出会い

2016年9月

東京都の○○駅でアメリカ人夫と日本人妻が偶然出会う

交際を始めた年月

2016年10月

結婚した年月

日本:2020年12月

アメリカ:未手続

在留資格変更許可申請(結婚ビザ)

2021年1月

結婚ビザの申請書類一覧表

ご夫婦に関する資料

  • 在留資格変更許可申請書
  • 質問書
  • 申請理由書
  • パスポートの写し
  • 戸籍謄本
  • 結婚証明書に関する補足説明書
  • 住民票
  • 契約内容と期限の条件
  • 夫婦の写真
  • 夫婦のチャット履歴

身元保証人(妻:***)に関する資料

  • 身元保証書
  • 令和元年度(平成30年中の所得)市・道民税所得・課税証明書

その他の資料

  • 申請書類について

プロの視点でチェック

結婚ビザ申請のポイント

  • 特になし
  • 両国の結婚証明書がない
  • 夫婦ともに海外在住
  • 出会ってから結婚までの期間が1年以下
  • ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
  • 20歳以上年齢差がある
  • 離婚歴に不安要素がある
  • 出会い方に不安要素がある
  • 夫婦の収入が少ない
  • お互いの家族が結婚のことを知らない
  • 夫婦が日本で別居
  • 2人だけでコミニュケーションが取れない
  • 法律違反あり
  • 過去のビザ申請で嘘の記載がある
  • 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
  • その他
先生の解説

両国の結婚証明書がない

結婚ビザ申請の場合は、提出書類として「日本人の方の戸籍謄本(全部事項証明書)」「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が求められています。今回の場合は、アメリカ人夫が短期滞在ビザで来日中に日本で結婚し、駐日アメリカ大使館のホームページを確認したところ、「アメリカ国籍者が結婚した場合でも、アメリカ国外で結婚された場合、アメリカ政府は結婚の証明を発行することはありません。日本の区市町村役場が発行した証明書だけがご結婚の証明になります。日本の入国管理局等で「国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」を要求された場合、アメリカ国籍者には該当するものはありません。(在日米国大使館・領事館 HP 引用)」とのことから、「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が提出できないため、その点をしっかり書面で伝えました。

先生の解説

夫婦の収入が少ない

夫婦の収入が少ない場合、日本で安定した生活が送れないとして不許可になるという問題があります。今回の場合は、ご夫婦ともに無職の状況でしたが、既にアメリカ人夫の日本での仕事先が決まっているという状況でした。そのため、雇用契約内容や労働条件がわかる資料を提出することで、今後の収入面に不安がないことをしっかり書面で伝えました。

先生のコメント

担当者
担当者

短期滞在ビザで来日中、日本で就職先を見つけたとしても、短期滞在ビザでは仕事をすることができません。労働契約を結ぶ際は先方に事情をきちんと説明し、結婚ビザが取得でき次第の入社になる旨を契約書にも記載してもらいましょう。

関連リンク

結婚ビザに関する情報はこちら!

ページ番号:S-00001751