広島県にお住まいの日本人男性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
ロシアで暮らしているロシア人妻との結婚手続きが日本とロシアで完了し、日本で一緒に暮らすため、ロシア人妻の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、国際交流SNSを通して知り合い交際を続けたすえに結婚に至っております。今回の結婚ビザ申請の問題点としては、出会ってから結婚するまでの期間が約3ヶ月しかないことが挙げられます。結婚ビザ申請は、結婚したから必ず許可が出るわけではありません。夫婦の実態があるということが大前提です。そのため、交際期間が短い場合は「偽装結婚ではないか?」と審査が厳しくなる傾向にあります。
今回は、奥様の結婚ビザ申請と同時に連れ子様の定住者ビザ申請のご依頼もお受けしており、結婚ビザと定住者ビザを同時に申請しております。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2017年3月
日本人夫とロシア人妻が国際交流SNSを通して知り合う
2017年4月
日本:2017年6月
ロシア:2017年6月
2017年7月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書(2名分)
- 質問書
- 申請理由書(2名分)
- パスポートの写し(2名分)
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 出生証明書及び日本語訳文
- 身元保証書
- 住民票
- 在職証明書
- 平成29年度 所得課税証明書
- 平成26年度 納税証明書
- 残高証明書
- 夫婦+連れ子の写真
- 夫婦のチャット履歴
その他の資料
- 返信用封筒
- 在留資格認定証明書交付申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
出会ってから結婚までの期間が1年以下
初めて出会ってから1年以内に結婚しているスピード結婚の場合は、偽装結婚を疑われる恐れがある問題と、ご夫婦の交流や関係性を証明することが難しいという問題があります。今回の場合は、出会ってから結婚まで3ヶ月というとても短い期間でしたが、お互いに離婚歴があり結婚前提の交際相手を探していたこと、結婚前にロシア人妻が日本へ、日本人夫がロシアへ訪れ、お互いの両親に結婚の挨拶をしていることなどをしっかり書面で伝え、偽装結婚ではない点をしっかりアピール致しました。
先生のコメント
今回のご夫婦は、出会ってから結婚まで3ヶ月というとても短い期間でしたが、直接会って一緒に過ごしていることが、許可を頂けた一番の要因だと思っております。
関連リンク
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