埼玉県にお住まいの日本人男性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
イギリス人妻が特定活動ビザ(ワーキングホリデー)で来日中であり、日本での結婚手続きが完了しそのまま日本で一緒に暮らしたいため、イギリス人妻の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、奥様とご主人がシンガポール滞在中に言語交換アプリを通じて知り合い交際を続けたすえに結婚に至っております。交際期間も3年以上あり同棲もしており、両家への結婚の挨拶を済ませているなど、ビザ申請する上では大きな問題もなくスムーズにお手続きを進めることができました。
今回の申請で、若干気になる点と言えば、ご主人が半年前に香港から日本へ帰国したため、現在の会社に就職したばかりという点でしたが、月収が約30万近くあったため問題ないと判断させて頂きました。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2015年9月
イギリス人妻と日本人夫がシンガポール滞在中に言語交換アプリを通じて知り合う
2018年1月
日本:2020年8月
イギリス:未手続
2021年2月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格変更許可申請書
- 質問書
- 申請理由書
- 在留カードの写し
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書に関する補足説明書
- 在学証明書
- 身元保証書
- 住民票
- 在職証明書
- 令和2年度 課税(非課税)証明書に関する補足説明書
- 令和2年度 課税(非課税)証明書
- 給与明細書の写し(3ヶ月分)
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
その他の資料
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
両国の結婚証明書がない
結婚ビザ申請の場合は、提出書類として「日本人の方の戸籍謄本(全部事項証明書)」「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が求められています。今回の場合は、イギリス人妻が特定活動ビザで来日中に日本で結婚し、駐日英国大使館に確認したところ「日本側で先に結婚手続きが済んでいるため、イギリスの結婚証明書を発行することができない」と回答を頂いたとのことから、「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が提出できないため、その点をしっかり書面で伝えました。
先生のコメント
主に、アメリカ・イギリス・中国は日本側で先に結婚手続きが済んでいると、結婚証明書を発行することができないようですね!
関連リンク
ページ番号:S-00000933