東京都にお住まいの日本人男性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
マッチングアプリを通じて知り合ったフィリピン人妻と結婚手続きが日本とフィリピンで完了し、これから日本で一緒に暮らすため、フィリピン人妻の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、有名マッチングアプリで出会い、その後奥様が仕事で来日するなどのイベントを経て結婚に至っております。結婚ビザ申請を行うにあたり、フィリピン側の婚姻登録の手続きを行った機関へ問い合わせしたところ、結婚手続きは完了しているもののPSA(国家統計局)より結婚証明書が発行されるまでに約6ヶ月かかるという回答を頂いたため、フィリピン側の結婚証明書なしで結婚ビザ申請に挑んでおります。
フィリピンで結婚証明書が発行されるまでに約6ヶ月かかるとは驚きですね。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2019年3月
マッチングアプリを通じて日本人夫とフィリピン人妻が出会う
2019年12月
日本:2022年4月
フィリピン:2022年6月
2022年8月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 在留資格認定証明書交付申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書に関する補足説明書
- 領収書の控えの写し
- 身元保証書
- 住民票
- 令和3年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告書Bの写し
- (令和3,2年度相当分)特別区民税・都民税納税証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
その他の資料
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
両国の結婚証明書がない
結婚ビザ申請の場合は、提出書類として「日本人の方の戸籍謄本(全部事項証明書)」「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が求められています。今回の場合は、PSA(国家統計局)より結婚証明書が発行されるまでに約6ヶ月かかることもあり、お客様のたってのご希望で、フィリピンでの結婚手続き後に結婚証明書がない状態で結婚ビザ申請を行っています。そのため、「結婚証明書」のかわりに「結婚証明書に関する補足説明書」を提出しています。
お互いの家族が結婚のことを知らない
今回、夫側にも妻側にも前配偶者との間に生まれた子供がいましたが、離婚を機に交流がなくなったため再婚を伝えていない(伝えることができない)とのことでした。そのため、質問書の「親族で今回の結婚を~」の欄にその旨を追記しています。
先生のコメント
勘違いしないでいただきたいのは、この方法が100%うまくいくという保証はありません。もちろん、審査中に追加で「結婚証明書」を提出するよう求められ、提出できずに不許可になることも十分考えられます。
関連リンク
ページ番号:S-00002506