中国にお住まいの日本人男性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
中国赴任中に中国人妻と知り合い結婚、その後約2年間中国で暮らしてきたものの、日本への帰任が決まっため、中国人妻の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、ご主人の中国赴任先に奥様が新入社員として入社されたことからお知り合いになられたそうです。結婚ビザ申請上、ご夫婦が中国で暮らされているという点が一番の問題でしたが、ご主人のお父様の協力を得てスムーズにお手続きを進めることができました。
奥様が申請時にご妊娠されているということで、通常の提出書類に加えて、妊娠に関する資料を追加で提出しています。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2015年7月
日本人夫の中国赴任先に新入社員として中国人妻が入社し知り合う
2016年8月
中国:2019年10月
日本:2019年11月
2021年5月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 在留資格認定証明書交付申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証及び日本語訳文
- 身元保証書
- 名刺の写し
- 収入を証明する資料に関する補足説明書
- 給与明細書の写し
- 給与支給依頼書兼給与通知書の写し
- 賞与支給額通知書の写し
- 残高・照会の印刷画面の写し
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
追加身元保証人(義父:***)に関する資料
- 身元保証書
- 住民票
- 令和2年度課税証明書
- 令和2年度納税証明書
その他の資料
- 母子健康手帳の写しに関する補足説明書
- 母子健康手帳の写し
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
夫婦ともに海外在住
夫婦ともに海外在住の場合、ご夫婦が中国にいるため日本で結婚ビザ申請をすることができないという問題があります。今回の場合は、日本で暮らしているご主人の父親に協力してもらうことで結婚ビザ申請が可能になりました。
20歳以上年齢差がある
結婚ビザ申請では、20歳以上年齢差がある場合、金銭目的の結婚や人身売買目的の強制結婚を疑われ審査が厳格になる傾向があります。特に外国人配偶者が女性で20歳以下の場合はより厳しい審査が行なわれます。今回のご夫婦の場合、20歳以上の年齢差はあるものの、外国人配偶者が30歳以上であり、出会ってから結婚までの交際期間も長く、さらに中国人妻が妊娠していることもあり、審査の点で全く問題はないと考えられます。
先生のコメント
20歳以上年齢差があっても、お互いが真剣に交際し結婚していること、愛し合っていることが分かれば許可はおります!心配されることはありません!
関連リンク
ページ番号:S-00001952