岡山県にお住まいの日本人男性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
興行ビザで来日していたインドネシア人妻との結婚手続きが日本とインドネシアで完了したため、インドネシア人妻の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、奥様が日本にダンサーとして興行ビザで来日している間に出会い、約3か月の交際期間を経て結婚に至っております。このご夫婦の問題点としては、出会ってから結婚までの期間が約3か月しかないこと、約20歳の年齢差があること、ご主人の離婚歴が3回あることなど偽装結婚の可能性を疑われる要素が非常に高い申請でした。
偽装結婚を疑われる可能性があったため、かなり慎重に書類作成を行いました。その結果、在留期間が3年の結婚ビザを頂くことができました!
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2018年12月
岡山市内にある飲食店にて興行ビザで来日中のインドネシア人妻と日本人夫が出会う
2018年12月
インドネシア:2019年3月
日本:2019年4月
2019年5月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 身元保証書
- 住民票
- 雇用証明書に関する補足説明書
- 雇用証明書
- 名刺の写し
- 平成30年度市・府民税課税証明書
- 平成30年度納税証明書
- 残高証明書に関する補足説明書
- 残高証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
その他の資料
- 返信用封筒
- 在留資格認定証明書交付申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
出会ってから結婚までの期間が1年以下
初めて出会ってから1年以内に結婚しているスピード結婚の場合は、偽装結婚を疑われる恐れがある問題と、ご夫婦の交流や関係性を証明することが難しいという問題があります。今回の場合は、インドネシア人妻が頻繁に来日し日本人夫と会っていることや両家の家族にも直接会って結婚の挨拶をしていることなどからその点をしっかり書面で伝えました。
20歳以上年齢差がある
20歳以上年齢差がある場合は、偽装結婚を疑われる場合があります。偽装結婚でないことを証明する手段としては、二人の出会いから結婚に至るまでの経緯をなるべく丁寧に説明することが大切です。
離婚歴に不安要素がある
離婚歴が複数回ある場合は、相手の国籍や婚姻期間によって偽装結婚を疑われる場合があります。その他にも、認知回数が多い場合も偽装結婚を疑われる可能性が高くなりますのでご注意ください。
出会い方に不安要素がある
一概には言えませんが、特にダンサーとして興行ビザで来日している女性と結婚する場合、引き続き仕事をしたいがために偽装結婚をしているのではないかと疑われます。真実の結婚であると客観的にわかる資料をできるだけ多く提出することが審査の決め手になるでしょう!
先生のコメント
今回のご夫婦には連れ子がいたため、インドネシア人妻の結婚ビザ申請が無事に終わった後に、連れ子の定住者ビザ申請の依頼もいただき、無事に呼ぶことができました!
関連リンク
ページ番号:S-00002252