神奈川県にお住まいの日本人男性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
約10年前に結婚したコロンビア人妻と、日本とコロンビアを行き来しながら離ればなれで暮らしていたが、日本で一緒に暮らすため、コロンビア人妻の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、奥様が観光旅行で来日中に有名テーマパークで知り合い交際を続けたすえに結婚に至っております。結婚年数が長いご夫婦の場合、結婚ビザ申請で問題になるのは「なぜ今まで結婚ビザ申請をしていなかったのか?」という点になります。今回のご夫婦の場合は、お互いに日本とコロンビアで仕事をしており、どちらかの国に移住することができなかったため離ればなれで暮らしていたという事情がありました。
コロンビアは短期滞在ビザのビザ免除国・地域に含まれていますが、来日する際はビザ取得を勧奨する措置を導入しています。事前にビザを取得せずに入国する場合、日本入国時に厳格な入国審査が行われ、結果として入国できないおそれがあります。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2010年7月
コロンビア人妻が観光旅行で来日中に有名テーマパークで日本人夫と知り合う
2010年8月
コロンビア:2012年10月
日本:2012年10月
2022年9月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 身元保証書
- 住民票
- 履歴事項全部証明書
- 市民税・県民税 課税(非課税)証明書
- 納税証明書
- 残高証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
その他の資料
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
その他(結婚からビザ申請が1年以上離れている)
結婚年数が10年以上あっても、離ればなれで暮らしている場合は「真実の結婚であるか?」が審査されます。今回のご夫婦は、離ればなれで暮らしていたものの、頻繁に日本とコロンビアを行き来されていたため、夫婦関係が良好であることが一目でわかり、問題なく申請を進めることができました。
先生のコメント
結婚ビザ申請は、夫婦関係が良好であることが一番大切な条件であり、結婚年数が10年以上あっても、その間、1度も直接会っていない場合は申請が不許可になる可能性が高いです
関連リンク
ページ番号:S-00004519