大阪府にお住まいの日本人女性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
日本留学中に出会った韓国人夫との結婚手続きが完了したため、韓国人夫の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、ご主人が日本留学中にコーヒー店で出会い、ご主人が留学を終え韓国へ帰国した後も順調に交際を続け結婚に至っております。ビザ申請する上で、ご主人が無職で奥様が月収が10万円以下のアルバイトという点が不安要素でしたが、奥様に約300万円の貯金があったこと、奥様のお父様のご協力が得られたことで滞りなくお手続きを進めることができました。
身元保証人である日本人(今回の場合は奥様)がアルバイトの場合、アルバイトという不安定な雇用形態から、しっかりした収入のあるご家族に追加の身元保証人として協力してもらうケースが多いです。もちろん、追加の身元保証人なしで申請するケースもありますが、審査が厳しくなってしまうのは否めません。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2017年4月
韓国人夫が日本留学中に大阪市内にあるコーヒー店にて日本人妻と出会う
2018年6月
日本:2021年1月
韓国:2021年2月
2021年5月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書及び日本語訳文
- 身元保証書
- 住民票
- 在職証明書
- 令和2年度非課税証明書
- 残高証明書2通
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
追加身元保証人(父:***)に関する資料
- 身元保証書
- 履歴事項全部証明書
- 令和2年度課税(所得)証明書
- 平成31年度・令和2年度納税証明書
- 残高証明書
その他の資料
- 卒業証書の写し
- 日本語能力認定書の写し
- 日本語能力試験認定結果及び成績に関する証明書の写し
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
夫婦の収入が少ない
夫婦の収入が少ない場合、日本で安定した生活が送れないとして不許可になるという問題があります。今回の場合、日本人妻がアルバイトのため、日本人妻の父に追加の身元保証人として協力してもらっています。また、韓国人夫も来日後に就職先を探して働くことを考えており、日本で問題なく働けることを証明する資料として卒業証書の写し、日本語能力認定書の写し、日本語能力試験認定結果及び成績に関する証明書の写しを添付しております。
先生のコメント
来日後に外国人配偶者が働くことを予定されている場合、「言葉の通じない日本で本当に働けるのか?」といった疑問を持たれてしまいます。日本語能力が高い外国人配偶者の場合は、日本語能力試験の結果などがわかる資料を添付することで就職に問題ないことをアピールしましょう。
関連リンク
ページ番号:S-00001818