和歌山県にお住まいの日本人女性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
サウジアラビアで暮らしているサウジアラビア人夫との結婚手続きが完了し、これから日本で一緒に暮らすため、サウジアラビア人夫の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、ご主人が日本への出張中に大阪府内のレストランで偶然出会い交際を続けたすえに結婚に至っております。今回の結婚ビザ申請にあたり、とある事情により、サウジアラビア側の結婚証明書を用意することができないという状態でご協力をさせていただくことになりました。
国際結婚にあたり、国によっては外国人との結婚を推薦していない国もあります。サウジアラビアも、外国人との結婚に様々な制限があり、苦労されている方が多いです。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2016年7月
サウジアラビア人夫が日本への出張中に大阪府内のレストランで偶然日本人妻と出会う
2016年7月
日本:2017年5月
サウジアラビア:未手続
2018年5月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書に関する補足説明書
- 身元保証書
- 住民票に関する補足説明書
- 住民票
- 平成28 年分 市県民税所得(課税)額証明書
- 平成29 年度 納税証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
追加身元保証人(義父:***)に関する資料
- 身元保証書
- 住民票
- 在籍証明書
- 平成29年度 市・県民税課税(平成28 年分所得)証明書
- 平成29年度 納税証明書
- 残高証明書
その他の資料
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
両国の結婚証明書がない
結婚ビザ申請の場合は、提出書類として「日本人の方の戸籍謄本(全部事項証明書)」「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が求められています。今回のご夫婦の場合は、4人の専門家に約100万円の費用を支払うものの、サウジアラビア側の法律により結婚手続きを行うことができず、現時点で、サウジアラビア側の結婚手続きを行う方法がないとして結婚手続きを断念されました。そのため、申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書の代わりに現在に至るまでの経緯を詳細にまとめた「結婚証明書に関する補足説明書」を提出しております。
夫婦の収入が少ない
夫婦の収入が少ない場合、日本で安定した生活が送れないとして不許可になるという問題があります。今回の場合、日本人妻が無職のため、日本人妻と同居している父親に追加の身元保証人として協力していただいております。
先生のコメント
申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書を何らかの事情で発行することができない場合、事情をしっかりと説明すれば考慮していただけるケースもありますのであきらめないでください!
関連リンク
ページ番号:S-00002611