大阪府にお住まいの韓国人女性から帰化申請のご依頼を受けました。
日本で生まれ、約50年間日本で暮らしてきた方であり、以前から帰化申請をしたいと考えていたがなかなかため帰化申請をするタイミングが取れず、子供が成人し社会人になったことをきっかけにご依頼を頂きました。
この方は、現在一人暮らしをしている独身女性であり、現在は会社員として働いておられます。また、お母様、お兄様、お子様がそれぞれ帰化申請をされていたため、通常よりもスムーズにお手続きを進めることができました。
担当者
在日韓国人の方の場合、家族(特に兄弟姉妹)が帰化申請をしていると、帰化申請で問題となる韓国側の書類の問題を解決できているので、通常の方と比べるとかなり帰化申請しやすくなっています!
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
出生
1965年7月
日本で出生
家族構成
本人、子、子、父、母、兄、(※母、兄、子2名が帰化済)
本人のみの1人世帯
国籍および在留資格
韓国(特別永住者)
職業
会社員
帰化許可申請
2016年9月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 基本証明書(本人)
- 家族関係証明書(本人、父、母)
- 婚姻関係証明書(本人、父、母)
- 入養関係証明書(本人)
- 親養子入養関係証明書(本人)
- 除籍謄本
- 上記韓国書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化許可申請書
- 親族の概要
- 履歴書(その1)
- 履歴書(その2)
- 生計の概要(その1)
- 生計の概要(その2)
- 居宅・勤務地付近の略図等
- 出生届記載事項証明書
- 婚姻届記載事項証明書(父母、本人)
- 離婚届記載事項証明書(本人)
- 改製原戸籍(母、兄)
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(原票)
- パスポート写し
- 住民票
- 給与明細書
- 給与所得の源泉徴収票
- 納税証明書
- 市民税・府民税証明書
- 運転免許証の写し
- 運転記録証明書
- 登記簿謄本(建物)
- 証書貸付ご返済予定表
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者(会社役員)・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
帰化申請では年々、申請に必要な書類が変わってきています。といっても大きな変更はないのですが、この方の場合は2016年に申請しており、もし現在申請していたら、住民票除票や被保険者記録照会回答票、子の戸籍謄本を求められていたことでしょう。
先生のコメント
担当者
永住申請も帰化申請も過去と比べると必要な書類も増えており厳しくなっている傾向にあります。帰化申請を考えているならなるべく早くしてしまいましょう!
関連リンク
ページ番号:P-00000031