大阪府にお住まいのペルー人男性から帰化申請のご依頼を受けました。
ペルーで生まれ、小学校入学前に日本へ来日された方であり、約2年前に就職し、仕事も落ち着いたため帰化申請のご依頼を頂きました。
この方は、日本の小・中・高校を卒業し、現在は約2年前から勤めている会社で会社員として働いておられます。独身で一人暮らしということもあり、帰化申請自体は非常にシンプルな内容でした。
担当者
書類枚数は合計で約60枚ほどでした。約60枚と聞かれて驚かれるかもしれませんが、これでも帰化申請では最低限に近い枚数になっています。
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
出生
1992年2月
ペルーで出生
家族構成
本人、父、母、弟(※帰化している家族なし)
本人のみの1人世帯
国籍および在留資格
ペルー(永住者)
職業
会社員
帰化許可申請
2022年7月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 国籍証明書
- 出生証明書(本人、弟)
- 婚姻登録証明書(父母)
- 上記ペルー書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化の動機書
- 帰化許可申請書
- 親族の概要
- 履歴書(その1)
- 履歴書(その2)
- 生計の概要(その1)
- 生計の概要(その2)
- 居宅・勤務地付近の略図等
- 出生届記載事項証明書(弟)
- パスポートの写し
- 在留カードの写し
- 住民票
- 住民票除票
- 在勤及び給与証明
- 給与所得の源泉徴収票
- 納税証明書
- 市民税・府民税証明書
- 運転記録証明書
- 運転免許証の写し
- 卒業証明書
- 建物賃貸借契約書の写し
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(原票)
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(出入)
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者(会社役員)・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
帰化申請の際、帰化申請中に引っ越しをすることは可能です。ただし、引っ越し先の関係で法務局の管轄が変わってしまうと、審査が最初からやり直しになってしまうこともありますので、できる限り、帰化申請前に引っ越しをするようにしましょう。
先生のコメント
担当者
ちなみに、特別永住者の方や日系人の方は帰化申請する際に現在まで使用されていた通名を日本名としてそのまま使用されるケースがほとんどですが、実は全く新しい名前を使用することもできます。
関連リンク
ページ番号:S-00002643