奈良県にお住まいの韓国人男性(在日韓国人)から帰化申請のご依頼を受けました。
日本で生まれ、約30年間日本で暮らしてきた方であり、今後の生活を考え帰化申請したいという事例です。
この方は、父母と一緒に暮らしている独身男性であり、現在は会社員として働いておられます。また、今回の帰化申請にあたり一緒に暮らしている父母は帰化申請しないという内容です。
担当者
特別永住者の方の帰化申請は、申請書類や要件が緩和されているので、帰化申請がしやすくなっております。
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
出生
1991 年2月
大阪府で出生
家族構成
本人、父、母、兄、妹
世帯構成:本人、父、母の3人世帯
帰化している家族:なし
国籍および在留資格
韓国(特別永住者)
職業
会社員
帰化許可申請
2022年2月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 基本証明書(本人)
- 家族関係証明書(本人、父、母)
- 婚姻関係証明書(本人、父、母)
- 入養関係証明書(本人)
- 親養子入養関係証明書(本人)
- 除籍謄本
- 上記韓国書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化許可申請書
- 親族の概要
- 履歴書(その1)
- 履歴書(その2)
- 生計の概要(その1)
- 生計の概要(その2)
- 居宅・勤務地付近の略図等
- 出生届
- 婚姻届
- パスポート写し
- 住民票
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(原票)
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(出入)
- 給与所得の源泉徴収票
- 国民年金・厚生年金保険年金証書
- 国民年金・厚生年金保険 年金額決定通知書
- 市・県民税納税証明書
- 市・県民税課税証明書
- 運転免許証の写し
- 運転記録証明書
- 登記簿謄本(土地)
- 登記簿謄本(建物)
- 特別永住者証明書の写し
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者(会社役員)・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
先生の解説
ちょっとしたアドバイス
特別永住者の方の帰化申請の場合は、通常の帰化申請で必要な動機書や在勤・給与証明書、自宅内外の写真などが省略されています。帰化申請の審査に関しても、通常の外国人と比べると少しだけ緩和されています。
先生のコメント
担当者
今回の様に、家族と一緒に暮らしている方でも家族一緒に帰化申請する必要はありません。ただし、提出する書類は家族のものも必要になります。
関連リンク
ページ番号:S-00001868