福岡県にお住まいのフィリピン人女性から帰化申請のご依頼を受けました。
フィリピンで生まれ、フィリピン人の母親が日本人と再婚したため小学生の頃に来日、その後、約15年間日本で暮らしてきた方であり、結婚前に帰化をされたいということで日本人のご婚約者様を通してご依頼がありました。
この方は、現在日本人のご婚約者様と二人暮らしをしており、派遣社員として働いておられます。日本人のご婚約者様がとても協力的だったこともあり、とてもスムーズにお手続きを進めることができました。
担当者
結婚前に帰化するか、結婚後に帰化するかのご相談をよくいただきますが、個人的には結婚前に帰化申請されることをオススメしています!
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
出生
1995年10月
フィリピンで出生
家族構成
本人、婚約者、母、異父弟、異父弟(※帰化している家族なし)
本人、婚約者の2人世帯
国籍および在留資格
フィリピン(定住者)
職業
派遣社員
帰化許可申請
2021年1月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 出生証明書(本人)
- 婚姻証明書(父母)
- 上記フィリピン書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化の動機書
- 帰化許可申請書
- 親族の概要
- 履歴書(その1)
- 履歴書(その2)
- 生計の概要(その1)
- 生計の概要(その2)
- 居宅・勤務地付近の略図等
- パスポート写し
- 戸籍謄本(婚約者、継父)
- 住民票
- 住民票除票
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(原票)
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(出入)
- 在勤及び給与証明(本人、婚約者)
- 給与所得の源泉徴収票
- 納税証明書(本人、婚約者)
- 市県民税所得課税証明書(本人、婚約者)
- 卒業証書
- 運転免許証の写し
- 運転記録証明書
- お支払の明細(自動車ローン)
- 建物賃貸借契約書(転貸借)
- 在留カードの写し
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者(会社役員)・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
帰化申請の際、日本語能力(基本的には最低限の日本語能力)があるか確認をされ、日本語能力がない場合は申請が受理されないこともあります。今回の方の場合は、日本の小中高校を卒業されているため、日本語能力に問題なしとして帰化申請手続きを進めさせていただきました。
先生のコメント
担当者
帰化申請では申請をする法務局によって必要な書類が微妙に異なりますので、あくまで参考程度にお読みください!
関連リンク
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