福岡県にお住まいの韓国人女性から帰化申請のご依頼を受けました。
韓国で生まれ、約15年前に日本語学校へ留学するために来日された方であり、韓国に帰る予定もないのでこの先も日本人として日本で暮らし続けると改めて決意されたため、この度弊所にご依頼をいただきました。
この方は、現在一人暮らしをしている独身女性であり、現在は会社員として働いておられます。今回の帰化申請にあたり、韓国書類の取得・翻訳はご本人でされるということで、通常価格よりもお安く申請手続きを進めさせていただきました。
技術・人文知識・国際業務ビザの方が帰化申請する場合、一番問題になるのが技術・人文知識・国際業務ビザに該当している活動をしているか？という点です。転職で、ビザ申請時の会社とは別の会社で働いている場合は、転職後に就労資格証明書交付申請をされることをオススメします！
個人を特定できないよう多少の修正や加工を施しております。
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
1985年8月
韓国で出生
本人、父、母（※父母は韓国で暮らしてる）
本人のみの1人世帯
韓国（技術・人文知識・国際業務／3年）
会社員
2021年11月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 基本証明書（本人）
- 家族関係証明書（本人、父、母）
- 婚姻関係証明書（本人、父、母）
- 入養関係証明書（本人）
- 親養子入養関係証明書（本人）
- 除籍謄本
- 上記韓国書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化の動機書
- 帰化許可申請書
- 親族の概要（居住地区分／日本）
- 親族の概要（居住地区分／外国）
- 履歴書（その1）
- 履歴書（その2）
- 生計の概要（その1）
- 生計の概要（その2）
- 居宅・勤務地付近の略図等
- パスポート写し
- 住民票
- 住民票除票
- 在勤及び給与証明書
- 給与所得の源泉徴収票
- 証明書
- 運転免許証の写し
- 運転記録証明書
- 学位記
- 預金通帳の写し
- 在留カードの写し
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者（会社役員）・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
ワンポイントアドバイス
特別永住者以外の韓国人の方で特に留学ビザで来日されている方の場合、男性が帰化申請をするなら、兵役を終えていないと（特別永住者以外の）韓国人男性は帰化申請ができないケースがありますのでご注意ください。
先生のコメント
韓国では兵役法ですべての成人男子に兵役の義務が課せられています。そのため、兵役を終えていないと韓国国籍の国籍離脱申告が認められません。日本では二重国籍が認められていないため、韓国国籍の国籍離脱申告ができない状態での帰化申請（日本国籍取得）をしようとすると、韓国と日本の二重国籍状態になってしまうので、帰化申請を受理してもらえないという訳です。
関連リンク
ページ番号：S-00001915
