兵庫県にお住まいのインド人男性から家族滞在ビザ申請のご依頼を受けました。
技能ビザで来日しカレー専門店で働いているが、高校生になる息子(2番目の子供)がインドで暮らしており、高校を卒業することができたため家族滞在ビザを取得したいという事例です。
R氏は、約20年前にインド人の妻と結婚し、妻との間に2人の子供を設けました。その後、コックとして働くため技能ビザで来日し、妻、そして1番目の子供を家族滞在ビザで呼びよせ、少し時間を空けてから2番目の子供を家族滞在ビザで呼ぼうとしたところ、自分で申請して2回不許可になり、3回目の申請で日本人のご友人の方を通してご連絡がありました。
担当者
家族滞在ビザを申請しても必ず家族を呼べるわけではありません。R氏の様にある理由が原因で不許可になる方もいらっしゃいます!
家族滞在ビザ申請の内容
家族滞在ビザ申請までの経緯
来日した年月(R氏)
2010年12月
家族滞在ビザ申請(妻、1番目の子)
2012年7月
ビザ申請のきっかけ
2番目の子供がインドの高校を卒業したため家族滞在ビザを申請
家族滞在ビザ申請(2番目の子)
<1回目>2016年11月、<2回目>2016年6月、<3回目>2017年5月
家族滞在ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 出生届受理証明書
- 在学証明書
- 家族写真
- 親子のチャット履歴
扶養者(父:***)に関する資料
- パスポートの写し
- 在留カードの写し
- 住民票
- 在職証明書
- 市民税・県民税(所得・課税)証明書
- 納税証明書
- 貯金残高証明書
その他の資料
- 送金依頼明細
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
家族滞在ビザ申請のポイント
- 特になし
- 法律違反がある
- 資格外活動違反がある
- 14日以内の届出をしていない
- 前回のビザ申請後に別の会社へ転職をしている
- ビザ申請をした仕事内容と別の仕事をしている
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去にビザ申請が不許可になっている
- 過去のビザ申請で記載した内容を覚えていない
- その他
先生の解説
過去にビザ申請が不許可になっている
1回目と2回目のビザ申請が不許可になった理由としては「年収約220万円では、2番目の子の生活費用を充分に支弁することが出来ない」という理由からでした。法律上、明確にされていませんが、家族滞在ビザ申請であっても扶養者の年収により、呼ぶことができる人数がある程度決まっているものと思われます。
先生のコメント
担当者
今回の申請の場合、1回目と2回目の申請に比べて年収が300万円へとアップしたこともあり、家族が離ればなれで暮らしており2番目の子をどうしても呼びたいこと、2番目の子を呼んでも生活に支障がないことを丁寧に説明した結果、無事に許可をもらうことができました。
関連リンク
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