茨城県にある自動車整備会社の方からモンゴル人の家族滞在ビザ申請のご依頼を受けました。
約1年前よりモンゴル人のA氏を技術人文知識国際業務ビザで雇用しており、A氏から家族を日本に呼びたいという要望があったため、A氏の妻と子供の家族滞在ビザを取得したいという事例です。
A氏ご夫婦は、A氏がモンゴルで暮らしている時に共通の友人からの紹介で知り合い交際を続けたすえに結婚に至っております。すでに結婚期間が4年以上あり、お子様もいらっしゃるため、問題なく書類作成を進めることができました。
特に大きな問題もなく許可が出るとおもいきや、審査中にちょっとしたトラブルがありました!
家族滞在ビザ申請の内容
家族滞在ビザ申請までの経緯
2010年1月
共通の友人からの紹介で知り合う
モンゴル:2015年12月
夫が日本の企業に就職してから1年以上経過し収入も安定したため家族滞在ビザを申請
2020年9月
家族滞在ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書(2 名分)
- 申請理由書
- パスポートの写し(2 名分)
- 婚姻届受理証明書及び日本語訳文
- 出産証明書及び日本語訳文
- 家族写真
- 夫婦のチャット履歴
扶養者(夫:***)に関する資料
- パスポートの写し
- 在留カードの写し
- 住民票
- 在職証明書
- 市県民税非課税証明書
- 給与支給明細書に関する補足説明書
- 給与支給明細書の写し
その他の資料
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
家族滞在ビザ申請のポイント
- 特になし
- 法律違反がある
- 資格外活動違反がある
- 14日以内の届出をしていない
- 前回のビザ申請後に別の会社へ転職をしている
- ビザ申請をした仕事内容と別の仕事をしている
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去にビザ申請が不許可になっている
- 過去のビザ申請で記載した内容を覚えていない
- その他
その他(収入に関する補足説明書について)
家族滞在ビザ申請であっても、扶養者の収入が少ない場合、日本で安定した生活が送れないとして不許可になるという問題があります。今回の場合、モンゴル人夫が日本で働き始めたばかりのため、収入を証明する資料として給与明細書の写しを提出しております。
過去のビザ申請で嘘の記載がある
今回の申請にあたり、審査中に入管より「妻が過去に留学ビザで滞在していた際に、配偶者の有無が「無」になっていた件について説明してください」という資料提出通知書が届きました。ご本人と奥様に確認してみたところ、奥様は配偶者がいるときちんと学校に申請していたとのことで、事情を説明し、奥様が過去に留学していたときの学校に問い合わせたところ、学校側のミスにより奥様の申請書の配偶者の有無が「無」となっていたことがわかりました。
先生のコメント
ビザ申請では、過去の申請も参考に審査が進められます。そのため、このようなトラブルが起こることもまれにあります!
関連リンク
ページ番号:S-00001768