埼玉県にお住まいの日本人男性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
カンボジアで暮らしているカンボジア人妻との結婚手続きが完了し、これから日本で一緒に暮らすため、カンボジア人妻の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、ご主人がカンボジア旅行中に現地の飲食店で知り合い交際を続けたすえに結婚に至っております。お互いに再婚同士ではありますが、交際期間も3年以上あり、日本とカンボジアを行き来し両家への結婚の挨拶を済ませているなど、夫婦関係面の問題はありませんでしたが、新型コロナウイルスの影響でカンボジアに渡航できず、カンボジアの結婚証明書がない状態で申請を進めさせていただきました。
ご主人と奥様の間にお子様がおりカンボジアで奥様と一緒に暮らされていましたが、ご主人が胎児認知されており日本国籍を所持しているため、今回は奥様のみの申請でした。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2016年2月
日本人夫がカンボジア旅行中にプノンペン市内の飲食店でカンボジア人妻と出会う
2018年11月
日本:2021年12月
カンボジア:未手続
2022年1月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 結婚証明書に関する補足説明書
- 身元保証書
- 住民票
- 在職証明書
- 令和3年度 市民税・県民税課税証明書
- 令和2年度 納税証明書
- 令和3年度 納税証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
その他の資料
- 返信用封筒
- 申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
両国の結婚証明書がない
結婚ビザ申請の場合は、提出書類として「日本人の方の戸籍謄本(全部事項証明書)」「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が求められています。今回の場合は、日本で結婚した後、カンボジア国内でカンボジア側の結婚手続きをしなければならないところでしたが、新型コロナウイルスの影響で渡航制限がかかり、カンボジアでの結婚手続きができないことから「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」が提出できないため、その点をしっかり書面で伝えております。
先生のコメント
今回のご夫婦は、審査中に入管から資料提出通知書が届きご主人の令和3 年分の源泉徴収票の写しを追加で求められました。提出時期により、最新の情報を確認するために課税証明書や納税証明書、源泉徴収票の写しなどを追加で求められることがあります!
関連リンク
ページ番号:S-00002577