大阪府にお住まいの日本人女性から結婚ビザ申請のご依頼を受けました。
ロシアで暮らしているロシア人夫との結婚手続きが日本とロシアで完了し、日本で結婚・夫婦生活を送りたいため、ロシア人夫の結婚ビザを取得したいという事例です。
このご夫婦は、無料国際ホスピタリティー・コミュニティーを通じて出会い交際を続けたすえに結婚に至っております。このご夫婦の結婚ビザ申請の大きな問題点としては「ご主人と奥様が知り合われてからわずか1ヶ月という超短期間で結婚され、結婚ビザ申請をしようとしている点」です。ご相談を受けた時点で、不許可になる可能性が高いことを十分にご説明いたしましたが、最終的に奥様の熱意に圧倒されご依頼をお受けした案件になります。

弊所では、もっと短い期間で結婚されたご夫婦の結婚ビザ申請もお受けしている実績があります。今回の場合、ご夫婦が直接会って一緒に暮らされたうえでの結婚であったこと、奥様が社会的地位が高い職業についており収入が安定していることから、許可になる可能性があると判断しお受けしております。
ご夫婦の結婚ビザ申請の内容
出会いから結婚ビザ申請までの経緯
2017年7月
日本人妻が日本旅行中のロシア人夫と無料国際ホスピタリティー・コミュニティーを通じて出会う
2017年7月
日本:2017年8月
ロシア:2017年8月
2017年8月
結婚ビザの申請書類一覧表
ご夫婦に関する資料
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 質問書
- 申請理由書
- パスポートの写し
- 戸籍謄本
- 婚姻届受理証明書及び日本語訳文
- 身元保証書
- 住民票
- 在職証明書
- 平成29年度 課税証明書
- 平成28年度 納税証明書
- 夫婦の写真
- 夫婦のチャット履歴
その他の資料
- 嘆願書(義父:***の分)
- 嘆願書(義母:***の分)
- 返信用封筒
- 在留資格認定証明書交付申請書類について
プロの視点でチェック
結婚ビザ申請のポイント
- 特になし
- 両国の結婚証明書がない
- 夫婦ともに海外在住
- 出会ってから結婚までの期間が1年以下
- ネットのやり取りだけで直接会ったことがない
- 20歳以上年齢差がある
- 離婚歴に不安要素がある
- 出会い方に不安要素がある
- 夫婦の収入が少ない
- お互いの家族が結婚のことを知らない
- 夫婦が日本で別居
- 2人だけでコミニュケーションが取れない
- 法律違反あり
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に結婚ビザ申請が不許可になっている
- その他
出会ってから結婚までの期間が1年以下
初めて出会ってから1年以内に結婚しているスピード結婚の場合は、偽装結婚を疑われる恐れがある問題と、ご夫婦の交流や関係性を証明することが難しいという問題があります。今回の場合は、ロシア人夫と日本人妻が直接出会っていることや夫婦が一緒に暮らしたうえでの判断であったこと、日本人妻の両親も二人の結婚を認めていることなどをしっかり書面で伝え、偽装結婚ではない点をしっかりアピール致しました。
先生のコメント

今回の場合、上記に加え、日本人の奥様の社会的地位が高い職業についており収入が安定していること、奥様のご両親の歎願書があったことから、無事に許可を頂くことができました!
関連リンク
ページ番号:S-00002742