福岡県にお住まいの中国人女性から永住ビザ申請のご依頼を受けました。
日本人男性との結婚に伴い来日し、現在も日本で暮らしているが、連れ子(定住者ビザ)が永住ビザ申請の条件をクリアしたため、永住ビザを取得したいという事例です。
今回の申請では、連れ子様が大学進学のために別居している状態での永住ビザ申請でした。ご依頼者である中国人女性が福岡県、連れ子様が兵庫県にいる状態での申請でしたが、別居をしている明確な理由があり、連れ子様を扶養していることを証明する資料もしっかり用意していただいたため、スムーズに申請を進めることができました。
![担当者](https://common-s.jp/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/03/teacher-1.png)
約7年前に今回のご依頼者である中国人女性から連れ子様の定住者ビザ申請、約2年前に今回のご依頼者である中国人女性ご本人永住ビザ申請のご依頼を頂いております!
永住ビザ申請の内容
来日から永住ビザ申請までの経緯
2014年5月
母が日本人男性と再婚
2015年7月
中国の学校を卒業したことに伴い定住者ビザで来日
2019年4月
永住ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 永住許可申請書
- 履歴書
- 永住許可申請理由書
- 出生医学証明書及び日本語訳文の写し
- 住民票に関する補足説明書
- 住民票
- 在学証明書
- 扶養に関する資料
- 市民税・県民税 非課税証明書(1年分)
- 納税証明書(その3 未納税額のない証明用)
- パスポートの写し
- 在留カードの写し
- 健康保険 被保険者証の写し
- 被保険者記録照会回答票
身元保証人(義父及び母)に関する資料
- 身元保証書(2通)
- 住民票
- 戸籍謄本
- 在職証明書(2通)
- 市民税・県民税 所得課税証明書(1年分)(2通)
- 納税証明書(1年分)(2通)
- 納税証明書(その3 未納税額のない証明用)(2通)
- 残高証明書(2通)
- 全部事項証明書(土地)及び(建物)(所有不動産に関する資料)(2通)
- 健康保険 被保険者証の写し(2通)
- 被保険者記録照会回答票(2通)
その他の資料
- 了解書
- 申請書類について
プロの視点でチェック
永住ビザ申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 産休・育休期間がある
- 扶養人数が多い
- 法律違反がある
- 資格外活動違反がある
- 14日以内の届出をしていない
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去のビザ申請で記載した内容を覚えていない
- 過去に永住ビザ申請が不許可になっている
- 同居の家族に上記いずれかの問題がある
- その他
その他(提出書類について)
今回の申請にあたり、申請人のビザ(在留資格)は「定住者」となっています。しかし、申請人の母親が約1年前に永住ビザを取得しているため、実際の身分関係は「永住者の実子」に該当しています。そのため、この度の永住許可申請にあたり、永住者の実子からの申請要件に該当するものとして書類提出をしております。
その他(住民票に関する補足説明書について)
今回の申請にあたり、連れ子の住民票の移動が必要であったため、住民票を移動した旨を住民票に関する補足説明書で説明しております(※別居しているものの一時的なものであることから、連れ子の住民票を移動していなかった)
先生のコメント
![担当者](https://common-s.jp/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/03/teacher-1.png)
今回の永住ビザ申請のポイントとしては、
・定住者ビザであっても母親が永住ビザの場合、永住者の実子として申請することができる
・別居している正当な理由がる場合は、別居していても永住ビザが取得できる
・一時的な転居で住民票を移動していない場合、永住ビザ申請にあたっては住民票の移動が必要
関連リンク
ページ番号:S-00002967