広島県にお住まいの中国人男性から帰化申請のご依頼を受けました。
中国で生まれ、中国の高校卒業後、日本語学校入学のため来日された方であり、現在は日本の会社で営業職として働いておられます。
今回、今後もずっと日本で暮らしていきたいという気持ちが強いことと中国のご家族も日本国籍取得に賛成されていることから、帰化申請のご依頼を頂きました。
担当者
留学のため来日された方の場合、日本に5年以上継続して居住し、かつ、就職してから3年以上経過していることが帰化申請ができる条件になります。
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
出生
1994年6月
中国で出生
家族構成
本人、父、母、義父、異父妹(※家族は中国在住)
本人のみの1人世帯
国籍および在留資格
中国(技術人文知識国際業務・5年)
職業
会社員
帰化許可申請
2022年7月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 国籍証明書
- 出生公証書
- 離婚公証書(父母)
- 再婚公証書(父母)
- 親族関係公証書
- 上記中国書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化の動機書
- 帰化許可申請書
- 親族の概要
- 履歴書(その1)
- 履歴書(その2)
- 生計の概要(その1)
- 生計の概要(その2)
- 居宅・勤務地付近の略図等
- パスポートの写し
- 住民票
- 住民票除票
- 在勤及び給与証明
- 給与所得の源泉徴収票
- 市・県民税課税証明書
- 納税証明書
- 運転免許証の写し
- 運転記録証明書
- 卒業証明書
- 日本語能力試験認定結果及び成績に関する証明書
- TOEIC Listening & Reading OFFICIAL SCORE CERTIFICATE
- 普通建物賃貸借契約書(住居用)の写し
- 在留カードの写し
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(出入)
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者(会社役員)・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
中国人の方が帰化申請をする場合、昔は国籍証明書を取得するとパスポートを切られてしまうため、申請を受理される段階で国籍証明書を取得してもらっていましたが、現在はそうではなくなったため、他の書類を用意するタイミングで国籍証明書も一緒に取得していただいています。
先生のコメント
担当者
国籍証明書を取得しパスポートを切られた場合、どうしても海外に行きたい場合は旅行証というパスポートに似た書類が代わりに発行されていました。
関連リンク
ページ番号:S-00002603