埼玉県にお住まいの中国人女性から帰化申請のご依頼を受けました。
日本で生まれ、約20年間日本で暮らしてきた方であり、今後の生活を考え帰化申請したいという事例です。
この方は、現在一人暮らしをしている独身女性であり、現在は会社員として働いておられます。また、今回の帰化申請にあたり日本人の婚約者がいるため、日本人の婚約者の方にもご協力いただいております。
担当者
会社員として働き始め数年が経過し生活と収入が安定し帰化申請されたいということでご依頼を頂きました。
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
出生
1996年8月
山形県で出生
家族構成
本人、父、母、弟(※帰化している家族なし)
本人のみの1人世帯
国籍および在留資格
中国(永住者)
職業
会社員
帰化許可申請
2020年12月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 結婚証(父、母)
- 上記中国書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化の動機書
- 帰化許可申請書
- 親族の概要
- 履歴書(その1)
- 履歴書(その2)
- 生計の概要(その1)
- 生計の概要(その2)
- 居宅・勤務地付近の略図等
- 出生届記載事項証明書(本人、弟)
- 申述書
- パスポート写し
- 戸籍謄本(婚約者)
- 住民票
- 住民票の除票
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(原票)
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(出入)
- 給与明細書
- 給与所得の源泉徴収票
- 市・県民税納税証明書
- 市・県民税課税証明書
- 運転免許証の写し
- 運転記録証明書
- 卒業証明書
- 建物賃貸借契約書(転貸借)
- 在留カードの写し
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者(会社役員)・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
先生の解説
書類が取得できない
通常であれば、中国の方が帰化申請する場合、中国の出生公証書や親族関係公証書などの書類が必要ですが、今回の方の場合は日本生まれで出生公証書や親族関係公証書といった書類が発行できないため、日本の出生届記載事項証明書とお母様に書いていただいた申述書を提出しております。
先生のコメント
担当者
申述書とは、各役所に提出しなければならない書類が提出できない場合、その替わりに提出する書類のことです。今回は親族関係公証書のかわりに、申述書を提出しております。
関連リンク
ページ番号:K-0026