愛知県にお住まいの日本人男性から中国人妻の帰化申請のご依頼を受けました。
奥様は中国で生まれ、約10年前に留学のため来日。その後、約7年前にご依頼者であるご主人と結婚されました。これからも日本で結婚生活を送るにあたり帰化申請をしたいという思いから、この度、ご主人を通してご依頼を頂きました。
今回の方の場合、ご夫婦共働きであるもののどちらも被雇用者であることから、書類もサクサク集めていただき、スムーズに申請まで進めることができました。
担当者
帰化申請をする際、被雇用者(会社員やパートタイマーなどの雇われて仕事をする側)と雇用者(会社を経営する側)だと申請の難易度が大きく違います!
帰化申請の内容
帰化申請までの経緯
出生
1985年6月
中国で出生
家族構成
本人、夫、父、母(※父母は中国在住)
本人、夫の2人世帯
国籍および在留資格
中国(日本人の配偶者等・3年)
職業
パートタイマー
帰化許可申請
2021年7月
帰化申請の申請書類一覧表
本国の資料
- 国籍証明書
- 出生公証書
- 結婚公証書(父母)
- 離婚公証書(父母)
- 親族関係公証書
- 上記中国書類の日本語訳文
日本の資料
- 身分関係図
- 帰化の動機書
- 帰化許可申請書
- 親族の概要(居住地区分/日本)
- 親族の概要(居住地区分/外国)
- 履歴書(その1)
- 履歴書(その2)
- 生計の概要(その1)
- 生計の概要(その2)
- 居宅・勤務地付近の略図等
- パスポート写し
- 在留カード写し
- 住民票
- 住民票除票
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(原票)
- 保有個人情報の開示をする旨の決定について(出入)
- 在勤及び給与証明
- 給与所得の源泉徴収票
- 市民税・県民税 証明書
- 納税証明書
- 卒業証明書
- 日本語能力試験 合否結果通知書
- 賃貸借契約書写し
プロの視点でチェック
帰化申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 過去に自己破産している
- 多額の借金がある
- 交通違反がある
- 交通違反以外の法律違反がある
- 書類が取得できない
- 過去の自分の情報を忘れている
- 海外渡航期間が長い
- 経営者(会社役員)・自営業者である
- 帰化申請者本人が高齢である
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 日本語能力に不安がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
帰化申請の際、日本語能力(基本的には最低限の日本語能力)があるか確認をされ、日本語能力がない場合は申請が受理されないこともあります。今回の方の場合は、日本語能力試験(N1)に合格されていたため、日本語能力に問題ないことを証明する資料の一環として合否結果通知書を添付しております。
先生のコメント
担当者
日本人の方と結婚されている外国人が帰化申請をする場合、問題になってくるのが日本語能力です。今回の方の様に留学ビザで来日され日本の学校に通われている経験がある方は問題ありませんが、結婚を機に来日されている方の場合は、帰化申請の前に日本語能力試験や日本語検定などを受けられてみるのもいいかもしれません。
関連リンク
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