インドネシアにお住まいの日本人女性から短期滞在ビザ申請のご依頼を受けました。
現在、インドネシアで暮らしており、家族と一緒に日本へ一時帰国するにあたり、家事使用人として雇用しているH氏(インドネシア人女性)も一緒に日本へ連れていきたいというご内容です。
日本滞在の希望日数は90日間であり、日本滞在中は日本人女性のご実家に滞在されるとのことでした。今回の申請にあたり、日本人女性がインドネシアで暮らしている(※夫の海外赴任に帯同)ため、日本で暮らしている日本人女性の父親に身元保証人及び招へい人になってもらっております。
ビザ免除登録証のシールが貼付されたIC旅券を所持するインドネシア人の場合、15日以内であれば査証申請なしで来日することができますが、今回は90日間の滞在であったため査証申請を行っております。
短期滞在ビザ申請の内容
出会いから短期滞在ビザ申請までの経緯
2020年5月
インドネシアで暮らすにあたり家事使用人として雇用
複数回(インドネシア)
雇用主の妻と雇用者
2023年2月
短期滞在ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- パスポート
- 写真(45mm×45mm)
- KTP(住民登録証)の写し
招へい人及び身元保証人に関する資料
- 往復航空便の予約確認書
- 滞在予定表
- 知人関係を証明する資料(関係証明書、写真、チャット履歴)
- 招へい理由書
- 招へい経緯書
- 身元保証書
- 所得税及び復興特別所得税の確定申告書B の写し
- 市民税・県民税 課税証明書
- 納税証明書
- 残高証明書
- 住民票
- 戸籍謄本
その他の資料
- インターネットバンキングの画面の写し
- パスポートの写し
- 申請書類について
プロの視点でチェック
短期滞在ビザ申請のポイント
- 特になし
- 招へい人と申請人の関係性に不安がある
- 招へい人が身元保証人になっていない
- 身元保証人が複数名いる
- 関係性を証明する資料が少ない
- 直接会ったことがない
- 90日間の滞在を希望している
- 申請人に法律違反がある
- 申請人に来日経験がない
- 出会い方に不安要素がある
- 日本で報酬を伴う活動をする疑義がある
- 前回来日してからすぐの申請である
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に短期滞在ビザ申請が不発給になっている
- その他
90日間の滞在を希望している
90日間の滞在を希望している場合、招へい人及び身元保証人の保証力が高いことや招へい人と申請人にしっかりとした関係があること、滞在目的が明確であることなどが求められます。今回の場合、家事使用人として雇用主家族の長期バカンスに同行するため、15日や30日ではなく90日間の滞在を希望しております。
申請人に来日経験がない
申請人に来日経験がない場合は、日本に初めて入国するということで審査が厳しくなるのは否めません。また、来日経験がない人間がいきなり90日の短期滞在ビザを申請してしまうと、不法滞在や就労目的での来日を疑われ、より審査が厳しくなる傾向がありますので、15日や30日で申請する方が経験上良いと思っております。ただし、今回は来日目的がはっきりしており、90日間の滞在でも問題ないと判断し申請を進めております。
その他(招へい人及び身元保証人と申請人の関係について)
短期滞在ビザ申請の場合、基本的には申請人であるインドネシア人女性と交流のある人物(関係者)が招へい人及び身元保証人になりますが、今回は関係者がインドネシアに滞在しており招へい人及び身元保証人になれないため、日本で暮らしている関係者の親しい人物に代わりに招へい人及び身元保証人になってもらうという方法を取っております。
先生のコメント
代わりに招へい人及び身元保証人になってもらう場合、主に父親・母親・兄弟姉妹など関係者とかかわりの深い親族が好ましいですね。
関連リンク
ページ番号:S-00004140