就労ビザで来日後10年経過している中国人男性の永住ビザ申請

東京都にお住まいの中国人男性から永住ビザ申請のご依頼を受けました。

東京にある会社に入社するため10年前に就労ビザで来日し、日本での滞在期間が10年経過したので、日本の永住ビザを申請したいという事例です。

この方は、10年間転職することもなく真面目に仕事をしてきた方です。年収も500万円以上あり、貯金額も1,000万円以上あるなど、収入に関して全く問題がありませんでした。また、中国人女性（家族滞在ビザ）と結婚されていますが、結婚年数が3年未満のため、ご本人のみの申請でした。

担当者

本来であれば、夫婦一緒に永住申請をする方が多いですが、今回のケースではご主人のみの永住申請でした。永住申請が無事に許可になった後、奥様は家族滞在ビザから永住者の配偶者等ビザへ変更することができます。

注意

個人を特定できないよう多少の修正や加工を施しております。

永住ビザ申請の内容

来日

2010年4月

東京にある会社で働くため就労ビザで来日

結婚

2019年6月

中国人女性と結婚

永住許可申請

2020年8月

先生の解説

ちょっとしたアドバイス

永住ビザ申請の要件として「引き続き１０年以上本邦に在留していること」という要件があります。ただし、当要件をクリアしている方と結婚している配偶者は10年以上経過していなくても、結婚して3年を経過しており日本で1年以上住んでいれば永住ビザ申請を行うことができます。

担当者

この方は、結果的に問題がありませんでしたが、永住ビザ申請では審査される項目が非常に多いので「私は大丈夫」と思っていても、思わぬ落とし穴に落ちて不許可になる方も多くいらっしゃいます。昨今では審査が非常に厳しくなっているので、永住ビザ申請をご希望の方はプロにお任せください。