東京都にお住まいの日本人男性から短期滞在ビザ申請のご依頼を受けました。
カンボジア旅行中に現地で出会ったカンボジア人の交際相手を日本へ招待したいという内容です。
日本滞在の希望日数は90日間であり、日本滞在中は日本人男性のご自宅で滞在されるとのことでした。今回の申請にあたり、招へい人が日本人男性(60代)でビザ申請人がカンボジア人女性(20代)ということで、カンボジアの法律により不許可になる可能性があることを予めお伝えさせて頂きましたが、それでも申請をされたいということで進めさせていただきました。
※ 今回の短期滞在ビザ申請は不許可になっております。
2011年3月より「カンボジア人女性と婚姻を希望する外国人男性は、50歳以下かつ月収2,500米ドル以上あること」とカンボジアの法律で決められているためご注意ください。
短期滞在ビザ申請の内容
出会いから短期滞在ビザ申請までの経緯
2022年11月
カンボジア旅行中に現地の飲食店で出会う
1回(カンボジア)
交際相手
2023年3月
短期滞在ビザの申請書類一覧表
ビザ申請人に関する資料
- 写真(45mm×45mm)
- パスポート
招へい人及び身元保証人に関する資料
- 招へい理由書
- 招へい経緯書
- 身元保証書
- 滞在予定表
- 戸籍謄本
- 住民票
- 在職証明書
- 令和4年度(令和3 年分)特別区民税・都民税 課税証明書
- 残高証明書
関係性を証明する資料
- 招へい人とビザ申請人の写真
- 招へい人とビザ申請人のチャット履歴
その他の資料
- パスポートの写し(招へい人の分)
- 申請書類について
プロの視点でチェック
短期滞在ビザ申請のポイント
- 特になし
- 招へい人と申請人の関係性に不安がある
- 招へい人が身元保証人になっていない
- 身元保証人が複数名いる
- 関係性を証明する資料が少ない
- 直接会ったことがない
- 90日間の滞在を希望している
- 申請人に法律違反がある
- 申請人に来日経験がない
- 出会い方に不安要素がある
- 日本で報酬を伴う活動をする疑義がある
- 前回来日してからすぐの申請である
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に短期滞在ビザ申請が不発給になっている
- その他
90日間の滞在を希望している、申請人に来日経験がない、その他
今回の場合、日本人男性(60代)からご相談があり、カンボジア人女性(20代)と結婚したいが、カンボジアでは法律により結婚手続きが行えないため、日本側で結婚手続きを行いたいというご内容でした。
弊所としても、出会ってから短いことやカンボジアの法律で結婚が制限されていることもあり、短期滞在ビザを申請してもビザが発給されない可能性があることをしっかり案内させて頂きましたが、それでもチャレンジされたいということでご依頼をお受けしております。結果としては不許可になってしまいましたが、とても感謝していただきました。
先生のコメント
カンボジア人女性と外国人男性が結婚する場合は法律による制限がありますが、カンボジア人男性と婚姻を希望する外国人女性については制限の対象となっていません。
関連リンク
ページ番号:S-00003899