京都府にお住まいの日本人女性から短期滞在ビザ申請のご依頼を受けました。
ブータン滞在中にFacebookを通して出会ったブータン人の婚約者を日本へ招待したいという内容です。
日本滞在の希望日数は90日間であり、日本滞在中は日本人女性のご実家で滞在されるとのことでした。今回の申請にあたり、日本人女性が日本に帰国してすぐであり、パートタイマーとして働き始めたばかりのため、日本人女性の母親(介護職員)にも追加の身元保証人として協力していただいております。
実は、ブータンには日本国大使館がなく、在インド日本国大使館が在ブータン日本国大使館を兼轄しております。そのため、ブータンの方を呼ぶ場合は在インド日本国大使館に査証申請をすることになります!
短期滞在ビザ申請の内容
出会いから短期滞在ビザ申請までの経緯
2020年8月
ブータン滞在中にFacebookを通して出会う
複数回(ブータン)
婚約者
2022年8月
短期滞在ビザの申請書類一覧表
ビザ申請人に関する資料
- 写真(45mm×45mm)
- パスポート
- 身分証明書(ID)の写し
- 居住証明書
招へい人及び身元保証人に関する資料
- 往復航空券の予約確認書
- 招へい理由書
- 招へい経緯書
- 身元保証書
- 滞在予定表
- 戸籍謄本
- 住民票
- 在職証明書
- 給与明細書の写し
- 残高証明書
追加身元保証人に関する資料
- 身元保証書
- 在職証明書
- 令和4 年度 市・府民税課税証明書
- 残高証明書
関係性を証明する資料
- 招へい人とビザ申請人の写真
- 招へい人とビザ申請人のチャット履歴
その他の資料
- パスポートの写し
- 誓約事項
- 申請書類について
プロの視点でチェック
短期滞在ビザ申請のポイント
- 特になし
- 招へい人と申請人の関係性に不安がある
- 招へい人が身元保証人になっていない
- 身元保証人が複数名いる
- 関係性を証明する資料が少ない
- 直接会ったことがない
- 90日間の滞在を希望している
- 申請人に法律違反がある
- 申請人に来日経験がない
- 出会い方に不安要素がある
- 日本で報酬を伴う活動をする疑義がある
- 前回来日してからすぐの申請である
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去に短期滞在ビザ申請が不発給になっている
- その他
身元保証人が複数名いる
短期滞在ビザ申請の場合は、招へい人と身元保証人が必要になります。今回の場合は、ご依頼者である日本人女性が招へい人及び身元保証人になっておりますが収入も貯金も少なかったため、貯金がある程度あった日本人女性の母親にも追加の身元保証人になってもらっております。
90日間の滞在を希望している
90日間の滞在を希望している場合、招へい人及び身元保証人の保証力が高いことや招へい人と申請人にしっかりとした関係があること、滞在目的が明確であることなどが求められます。今回の場合、結婚前提の同棲を考えているため、15日や30日ではなく90日間の滞在を希望しております。
申請人に来日経験がない
申請人に来日経験がない場合は、日本に初めて入国するということで審査が厳しくなるのは否めません。また、来日経験がない人間がいきなり90日の短期滞在ビザを申請してしまうと、不法滞在や就労目的での来日を疑われ、より審査が厳しくなる傾向がありますので、15日や30日で申請する方が経験上良いと思っております。
先生のコメント
今回の場合、日本人女性と日本人女性の母親が身元保証人となっているものの身元保証力に不安が残る申請でした。ただ、その他の書類を丁寧に作成し、日本人女性が婚約者を真剣に呼びたいという気持ちを持っていることを伝えた結果無事に許可となりました。
関連リンク
ページ番号:S-00003917