大阪府にお住まいの韓国人男性から永住ビザ申請のご依頼を受けました。
約7年前に北海道にある大学院に入学するため留学ビザで来日し、現在、高度人材ポイントが80点以上あるため、永住ビザを申請したいという事例です。
この方は、博士後期課程を修了後、日本の企業に就職し、現在は高度専門職(1号イ)ビザで働かれています。年収は約500万円、貯金額も約100万円以上あるため生活も安定しており、法律違反もないという、永住申請をするにあたりとても理想的な方でした。
![担当者](https://common-s.jp/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/03/teacher-1.png)
担当者
「高度専門職1号」は、我が国の学術研究や経済の発展に寄与することが見込まれる高度の専門的な能力を持つ外国人の受入れをより一層促進するために設けられた在留資格になります。
永住ビザ申請の内容
来日から永住ビザ申請までの経緯
来日
2016年10月
北海道にある大学院に通うため留学ビザで来日
就職
2020年4月
就職にともない技人国ビザへ変更
高度専門職1号イを取得
2021年1月
永住許可申請
2023年4月
永住ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 永住許可申請書
- 永住許可申請理由書
- 履歴書
- 住民票
- 在籍証明書
- 市民税・府民税証明書(2年分)
- 納税証明書(2年分)
- 納税証明書(その3 未納税額のない証明用)
- 残高証明書
- 健康保険 被保険者証の写し
- パスポートの写し
- 在留カードの写し
- 被保険者記録照会回答票
高度専門職ポイントに関する資料
- 高度専門職ポイント計算表(申請時・1 年前)
- ポイント計算の各項目に関する疎明資料
・在留資格「高度専門職」に係る計算結果通知書
・修了証明書
・学位授与証明書
・給与支払証明書
・特許に関する資料
・日本語能力認定書(N1)の写し
・大学ランキング資料
身元保証人に関する資料
- 身元保証書
- 住民票
- 令和3、4 年度 市民税・府民税証明書
- 令和3、4 年度 納税証明書
- 健康保険 被保険者証の写し
その他の資料
- サンスター株式会社のホームページ写し
- 了解書
プロの視点でチェック
永住ビザ申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 産休・育休期間がある
- 扶養人数が多い
- 法律違反がある
- 資格外活動違反がある
- 14日以内の届出をしていない
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去のビザ申請で記載した内容を覚えていない
- 過去に永住ビザ申請が不許可になっている
- 同居の家族に上記いずれかの問題がある
- その他
先生の解説
その他(資料提出通知書について)
今回の永住申請にあたり、4月に書類提出を行ったため、途中で最新年度分の住民税の課税証明書、納税証明書などの追加提出を求められることになりました。これは、新年度の課税証明書が、6月1日(土日の場合は翌開庁日)から発行可能になるためです。
先生のコメント
![担当者](https://common-s.jp/case/wp-content/uploads/sites/3/2022/03/teacher-1.png)
担当者
3~5月に永住申請をされることを検討されている方は、審査が6月を超えた場合、最新年度分の住民税の課税証明書、納税証明書を求められる可能性が非常に高いです!
関連リンク
ページ番号:S-00002958