永住ビザ申請に必要な戸籍謄本について徹底解説 - コモンズ行政書士事務所

永住ビザ申請では、申請書類として戸籍謄本が必要になります。永住ビザ申請をする外国人が「日本人の配偶者等ビザ」「定住者ビザ」の場合、身分関係を証明する資料として戸籍謄本が必要となる可能性があります。このページでは、戸籍謄本について紹介していますので参考にしてください。

戸籍とは、日本人が出生してから死亡するまでの身分関係について、登録・公証するためのものです。戸籍に記載されている内容は、「本籍」「筆頭者氏名」「氏名」「出生年月日」「戸籍に入った原因及び年月日」「実父母の氏名及び実父母との続柄」「養子である場合は、養親の氏名及び養親との続柄」「夫婦についての夫又は妻」「他の戸籍から入籍したものは、入籍前の戸籍の表示」「離婚や死亡に関する事項」などがあります。戸籍謄本とは、戸籍に記載されている情報を証明した書類のことです。

戸籍謄本は、証明する内容によって種類が異なります。戸籍謄本の種類は、以下の通りです。

・戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)

　→戸籍の全部を証明したものです。

・戸籍個人事項証明書(戸籍抄本)

　→戸籍の個人事項を証明したものです。

・除籍全部事項証明書(除籍謄本)

　→戸籍に記載されている全員が全て異動又は死亡した場合には除籍となります。除籍の全部を証明したものです。

・除籍個人事項証明書(除籍抄本)

　→除籍の個人事項を証明したものです。

・改製原戸籍謄本

　→平成6年の戸籍制度改正により戸籍の様式が変更されました。平成6年以前の戸籍謄本のことを改製原戸籍といいます。

戸籍は戸籍法に基づく届出により記録され本籍地の市区町村役場に保管されています。そのため、戸籍謄本は本籍地のある市区町村役場に対して申請を行い取得します。

戸籍謄本を取得できる人は、以下のとおりです。

（１）請求する戸籍に記載されている方、またはその配偶者、直系親族（父母、祖父母など）、直系卑属（子、孫など）
（２）自分の権利を行使したり、自分の義務を履行したりするために戸籍の証明書が必要な方
（３）戸籍の記載事項を利用する正当な理由がある方

永住ビザ申請では、日本で発行される書類は全て発行日から3か月以内のものを提出する必要があります。

戸籍謄本の見本について、以下でご紹介します。