東京都にお住まいのイタリア人男性から永住ビザ申請のご依頼を受けました。
約2年前に米国に本拠を置くコンサルティング企業の日本支社に勤務するため、技術・人文知識・国際業務ビザで来日し、来日から2年以上経過したため、永住ビザを申請したいという事例です。
この方は、米国の有名な工科大学大学院の修士課程を修了後、日本の企業に就職し、現在は技術・人文知識・国際業務ビザで働かれています。年収は約1,500万円、貯金額も約500万円以上あるため生活も安定しており、法律違反もないという、永住申請をするにあたりとても理想的な方でした。
担当者
高度人材ポイントが80点以上あり、1年以上継続して日本に在留している場合、優遇措置として永住許可要件が緩和されています。
永住ビザ申請の内容
来日から永住ビザ申請までの経緯
来日
2020年5月
米国に本拠を置くコンサルティング企業の日本支社に勤務するため技人国ビザで来日
永住許可申請
2022年8月
永住ビザの申請書類一覧表
申請人に関する資料
- 永住許可申請書
- 永住許可申請理由書
- 履歴書
- 住民票
- 給与所得の源泉徴収票の写し
- 特別区民税・都民税 課税証明書
- 納税証明書
- 納税証明書(その3 未納税額のない証明用)
- 取引明細書
- 健康保険 被保険者証の写し
- パスポートの写し
- 在留カードの写し
- 被保険者記録照会回答票
高度専門職ポイントに関する資料
- 高度専門職ポイント計算表(申請時・1年前)
- ポイント計算の各項目に関する疎明資料
・在籍証明書
・給与支払証明書
・学位号(MBA)及び日本語訳文の写し
・大学ランキング資料
身元保証人に関する資料
- 身元保証書
- 住民票
- 在職証明書
- 特別区民税・都民税 課税証明書
- 特別区民税・都民税 納税証明書
その他の資料
- 勤務先のホームページ写し
- 了解書
- 申請書類について
プロの視点でチェック
永住ビザ申請のポイント
- 特になし
- 年金保険料の遅延・滞納
- 年金免除期間がある
- 健康保険料の遅延・滞納
- 住民税の遅延・滞納
- 年収に不安がある
- 産休・育休期間がある
- 扶養人数が多い
- 法律違反がある
- 資格外活動違反がある
- 14日以内の届出をしていない
- 在留資格と活動内容が一致していない
- 居住要件に不安がある
- 就労要件に不安がある
- 過去のビザ申請で嘘の記載がある
- 過去のビザ申請で記載した内容を覚えていない
- 過去に永住ビザ申請が不許可になっている
- 同居の家族に上記いずれかの問題がある
- その他
先生の解説
ワンポイントアドバイス
現在、身元保証人に関する資料としては「身元保証書」と「身元保証人の身分事項を明らかにする書類(運転免許証写し等)」の2点のみの提出となっています。
先生のコメント
担当者
永住許可申請の身元保証人は、日本人または永住者(特別永住者)に限られています。
関連リンク
ページ番号:S-00002864