ビザ申請に関するブログ【戸籍】

戸籍について記述します。
日本の戸籍制度は、出生・氏名・婚姻・子・養子縁組・国籍の離脱等の個人の関係を明確にし、婚姻・離婚の届出や日本国旅券の発行を容易にするのが目的となっています。出生から死亡までの履歴が記録され、住民基本台帳制度との連携により、戸籍の附票を見れば転居の履歴が判明し、市町村名までの出生地は、移記すべき事項と定められているので、転籍や分籍をした後の戸籍にも記載され、相続などの手続きの際に取るべき手順が明確であると言った利点があるのに対し、戸籍を調査して被差別部落民かどうかを探り出すためにこの戸籍が用いられようとした事件もあり、戸籍の廃止を含めた見直しも議論されているのが現状です。現在では世界的に戸籍制度のような家族単位の国民登録制度を持つ国は少数派であり、先進国地域では日本、台湾、香港のみとなっています。