ベトナム人技能実習生との結婚手続きについての疑問を解決します！
ベトナム人技能実習生の方と結婚をする場合、準備しなければいけない書類がたくさんあります。経験上、準備をスタートしてから婚姻手続きが完了するまで3～6ヶ月くらいはかかると考えていただいたほうがよいでしょう。
ただ、婚姻手続きに必要な書類は結婚されるお二人の状況によっても変わりますので、まずは自分たちの状況を整理したうえで、いつごろから準備を始めるのがベストか考えてみてください。
ベトナム人技能実習生の方と結婚するためには準備しなければいけないことがたくさんあります。以下にベトナム人技能実習生の方と結婚する場合のステップまとめましたので見てみましょう！
- 駐日ベトナム大使館（または総領事館）に婚姻手続きに必要な書類を確認する
- 日本の市区町村役場に婚姻届に必要な書類を確認する
- 各手続きに必要な書類を準備する
- 駐日ベトナム大使館（または総領事館）で婚姻要件具備証明書を取得する
- 日本の市区町村役場に婚姻届を提出する（日本の婚姻成立）
- 駐日ベトナム大使館（または総領事館）で婚姻登録を行う（ベトナムの婚姻成立）
婚姻手続きを行う3ヶ月以上前に準備したほうがよいこと
ベトナム人技能実習生と結婚するときに、日本にあるベトナム大使館（または総領事館）から「婚姻要件具備証明書」という書類を発行してもらう必要があります。
そして、この「婚姻要件具備証明書」を発行してもらうためには、結婚されるお二人の状況に応じた日本とベトナムの書類をそれぞれ準備する必要があります。また、日本の市役所で婚姻届を提出できた（日本での婚姻成立）あとに、ベトナムの婚姻登録も行う必要がありますので、そのときに必要な書類も合わせて確認するようにしましょう。
| 在外公館 | 所在地 |
| 駐日ベトナム大使館 | 東京都渋谷区元代々木町５０−１１ |
| 在大阪ベトナム総領事館 | 大阪府堺市堺区市之町東４丁２−１５ |
| 在福岡ベトナム総領事館 | 福岡県福岡市博多区中洲５丁目３−８ アクア博多4階 |
日本には、ベトナムの在外公館（大使館、総領事館）が3つあります。ベトナム人技能実習生の方が住んでいる地域によっては対応してもらえないことがあります。また、対応される在外公館によって必要書類の案内が変わることがあります。そのため、婚姻手続きに必要な書類を確認する際には、まずベトナム人技能実習生の方が住んでいる地域を伝えたうえで、問い合わせた在外公館で対応してもらうことができるかどうかを確認しましょう。
婚姻届を提出するときにも、準備が必要な書類があります。婚姻届を提出するのは、どちらの市区町村役場に婚姻届を提出しても問題ありません。婚姻届を提出する予定の市区町村役場を決めたうえで、そちらに婚姻届を提出するときにどのような書類が必要か確認しましょう。
婚姻手続きをするときの書類は取得から時間が空きすぎていると、実際に手続きを行うときに役所へ持って行ったときに「書類が古いから新しい書類を取得してきてください」と言われてしまう心配があります。
海外側の書類は日本の書類と比べて多少古くても対応してもらえることがありますが、基本的には役所に提出する時点で「発行から3ヶ月以内」であることが望ましいです。せっかく準備しても使おうとしたタイミングで使えなくなってしまうことがあります。
そのため、ここまで調べられた必要書類を準備し始めるのは、実際に婚姻手続きを行う予定の3ヶ月前くらいからが良いと思います！
次回は、実際に婚姻手続きに必要な書類を準備するときのお話をしていきたいと思います！
自分にとってベストな手続きの進め方を決めるなら
婚姻手続きが成立しただけでは、日本で一緒に暮らすことはできません。
日本で一緒に暮らすためには、配偶者ビザを取得する必要があります。そして、こちらの配偶者ビザは婚姻手続きと違い、書類を準備しただけでは許可をもらうことができません。申請のポイントとなる、今後の生活の見通しや、お二人の出会ってから結婚までの経緯を説明して、偽装結婚ではないことをわかってもらわなければいけません。
また、「技能実習」というビザは、本来日本で仕事を通じて学んだ技能を本国に移転することを目的としているため、本国へ技能移転をせずに日本で暮らし始めることはハードルの高い申請になります。
弊所では、婚姻手続きのご相談から、配偶者ビザの申請までトータルでサポートしておりますので、国際結婚とビザ申請にお悩みであれば、ぜひご相談くださいませ！
⇒ 後半の記事はこちらから（ベトナム人の技能実習生と日本で結婚するにはどうしたらよい？ （後半））
