日本で暮らす中国人をデータを元に詳しく解説
令和5年12月時点で日本に住む中国人は82万1,838人で、日本に住む外国人の中では「中国」が最も多い国籍となっています。
中国人の在留者数は年々増加しており、令和3年12月は約71万人、令和4年12月は約76万人でした。令和5年12月時点の外国人総人口は約341万人で、中国人はそのうち約24%を占めています。
順位 | 都道府県 | 人口 |
---|---|---|
第1位 | 東京都 | 262,340人 |
第2位 | 埼玉県 | 80,083人 |
第3位 | 大阪府 | 77,628人 |
第4位 | 神奈川県 | 76,431人 |
第5位 | 千葉県 | 57,904人 |
日本で暮らす中国人が最も多い都道府県は東京都で、全体の約31%を占めています。また、2位の埼玉県と比べても3倍以上の差があることから、東京都における中国人の多さが際立っています。
東京都に中国人が集中している背景には、大学や専門学校、語学学校など教育機関の多さ、雇用機会の豊富さ、多文化共生に比較的寛容な環境が挙げられるのではないでしょうか。また、すでに親族や知人が住んでいるなどの「人的ネットワーク」があることも、東京を選ぶ理由のひとつとなっていると思われます。
東京都内では、江東区(19,072人)、新宿区(17,470人)、足立区(17,021人)の順に中国人の在留者数が多くなっています。
順位 | 年齢層 | 人口 |
---|---|---|
第1位 | 30代 | 200,232人 |
第2位 | 20代 | 196,989人 |
第3位 | 40代 | 155,604人 |
第4位 | 50代 | 87,250人 |
第5位 | 10代 | 64,217人 |
日本に住む中国人の中で最も多い年齢層は30代で、全体の約24%を占めています。
年齢層ではなく、具体的な年齢別に見ると、多い順に23歳(24,028人)、34歳(23,640人)、25歳(22,967人)となっており、若い世代が中心であることが分かります。
順位 | 在留資格 | 人口 |
---|---|---|
第1位 | 永住者 | 330,810人 |
第2位 | 留学 | 134,651人 |
第3位 | 技術・人文知識・国際業務 | 92,141人 |
第4位 | 家族滞在 | 76,131人 |
第5位 | 定住者 | 29,615人 |
日本に住む中国人の中で最も多い在留資格は「永住者」で、女性が約20万人、男性が約13万人となっています。
永住者が多い背景には、日本での長期滞在歴や結婚・家族関係を通じて永住権を取得するケースが多いことが挙げられます。特に1990年代以降、中国からの留学生や技能実習生として来日し、その後定住・結婚を経て永住資格を取得した人が増加している傾向があります。
一方で、最も少ない在留資格は「特定技能2号」で、該当者は12人(全員男性)にとどまっています。
日本で暮らす中国人をデータを元に詳しく解説 ~まとめ~
日本で暮らす中国人について在留外国人統計(旧登録外国人統計)統計表元にご紹介してみました。
中国人と結婚をしたい、中国人を雇用したい、中国人を日本へ呼びたい…。
コモンズ行政書士事務所は全国各地から中国人のビザ申請に関するご依頼をいただいており、日本のビザ申請をするうえで注意するべき内容や把握しておきたいポイントなど、気になる疑問をプロの専門家としてしっかりご回答させていただきます。
様々なビザ申請に関するノウハウが豊富にありますので、お客様の持つビザ申請の不安を少しでも解消し、万全の状態でビザ申請に臨んでもらえるようサポートさせていただきます!!
中国人が日本で暮らすためにビザ申請を行うなら、ビザの専門家コモンズ行政書士事務所におまかせください!