帰化申請って、いつから始めればいいの?

帰化申請って、いつから始めればいいの?

帰化申請を始めたいけど、始めるタイミングが分からない…

帰化申請に有利な時期、タイミングは存在する!

いざ帰化申請を始めようとしても、いつから始めれば良いのか?と悩まれている方も多いでしょう。「できるだけ有利なタイミングで帰化申請をしたい」「タイミングを間違えて後悔したくない」という切実なお悩みを帰化申請のスペシャリスト・行政書士が解決いたします!!

書類に有効期限ってあるの?

帰化申請を始める目安としてあらかじめ知っておきたいのが、「書類の有効期限」のことです。帰化申請をするためには大量の書類を用意する必要がありますが、用意をする書類の中には有効期限が決まっている書類も存在しています。

そもそも、紙の書類に有効期限ってあるの?と疑問に思われるかもしれませんが、実は書類にも有効期限があるんです。帰化申請で集める書類は、大きく分けて公文書、私文書の2種類に分かれています。

公文書は公の機関(官公署)が作成した書類のことで、住民票、戸籍謄本、課税証明書、納税証明書、土地・建物,会社・法人の登記事項証明書、運転記録証明書などが公文書にあたります。

また、これに対して個人同士で作成された書類を私文書と呼び、在職証明書、給与明細書賃貸契約書、自動車ローンの残高明細などが私文書になります。

帰化申請以外にも当てはまりますが、一般的に「公文書」を提出する必要がある場合は『発行日から3ヶ月以内』というのが有効期限になっています。また、「私文書」も同様、有効期限がありませんが、発行日が記載されている書類は、発行日から3ヶ月以内のものを求められる場合がほとんどです。

帰化申請に向いていない時期とは?

帰化申請を進めていく際は、書類の有効期限に十分注意して書類を用意しなければ、同じ書類を何度も取り直す羽目になってしまいます。また、有効期限の他にも気をつけなければいけないのが、帰化申請を始めるタイミングです。

帰化申請は一年中することが出来ますが、タイミングを間違えると、いざ書類を準備しても、何度も追加で求められた書類を届けるため申請先である法務局に足を運びなおすことに…なんてことも考えられます。

帰化申請に向いていない時期をあえて挙げるとすれば4月~5月になります。なぜ、4月~5月が向いていないかというと、「所得(課税)証明書」という書類が鍵を握っています。

「所得(課税)証明書」は、帰化申請で必ず必要になる書類の一つです。この「所得(課税)証明書」は、毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた全ての所得(※収入のこと)の金額を証明する書類です。

「所得(課税)証明書」は、毎年6月1日に、新しい年度の書類が発行されるため、4月~5月に帰化申請の準備を始めて書類を全て準備してしまうと、6月を過ぎた時点で新しい「所得(課税)証明書」を用意しなくてはいけなくなってしまいます。

そのため、帰化申請を始めるのであれば、新しい「所得(課税)証明書」が取れる6月以降に始めると書類を何度も再取得することなく効率的に帰化申請を進めていくことができます。

説明図

お盆に帰化申請!?

帰化申請は「法務局」という役所で行いますが、法務局へ何度か足を運ぶ必要があります。法務局は基本的に平日しか開いておらず、土日が休みの社会人だと平日にわざわざ有給を取って法務局へ行かなくてはなりません。

社会人が有給を取らずに法務局に行く裏ワザとしてお盆に法務局へ行くという裏技があります。法務局はもちろんお役所ですからお盆休みはありません。年末年始を除きカレンダー通り開いています。そのため、有休休暇がどうしても取れない場合は、お盆に法務局へ行くという手段が有効です!!

忘れてはいけない人事異動

また、4月~5月が帰化申請に向いていない事情として「法務局の人事異動」も関わってきます。帰化申請は、帰化をする一人一人によって事情も違うため、なかなか帰化申請の手続きを担当する担当官にとっても知識や経験がいる大変な申請です。

そのため、帰化申請をする都道府県や、地域、担当官によってどうしても対応の差が生まれてしまいます。特に4月は人事異動の季節のため、帰化申請に慣れていない担当官に当たってしまうと、余計に手続きが長引いてしまいます。そのため、なるべく4月~5月を外していくのが望ましいでしょう。

職業別の帰化を始めるベストなタイミング

また、「所得(課税)証明書」以外にも、職業によって書類を準備するタイミングを気をつけないといけない書類は以下の通りになります。

会社員
・源泉徴収票
→毎年12月頃に新しい源泉徴収票が発行されるため、10月~11月から準備を始めると、新しい源泉徴収票を用意する必要があります。

自営業
・確定申告書の控え
→毎年3月確定申告をしないといけないため、1月~2月から準備を始めると、新しい確定申告書の控えを用意する必要があります。

会社経営者、役員
・決算書の控え
→会社の経営をしている場合は毎年、決まった時期に決算書を作成しないといけないため、決算期の1ヶ月~2ヶ月前から準備を始めると、新しい決算書の控えを用意する必要があります。

帰化申請はタイミングが大事

そろそろやってみたいなと思っていた帰化申請、始めるからには誰だってベストなタイミングで始めたいと思うはずです。ただ、一人一人によってベストなタイミングは違うため、タイミングを見極めるのが難しい…

帰化申請のスペシャリスト・行政書士に帰化申請を依頼をすれば、その人その人に合ったベストなタイミングで帰化申請を進めることが可能です!!

弊所は全国各地から帰化申請に関するご依頼をいただいており、帰化申請を始めるタイミングや書類を集め始める時期から、「どの書類から集めればいいか?」「この書類を取得するときはどのような点に注意すればいいか?」という、基礎的なところから細かいところまで全て案内させていただきます。帰化申請に関するノウハウも豊富にありますので、お客様の持つ帰化申請の不安を少しでも解消し、万全の状態で帰化申請に臨んでもらえるようサポートさせていただきます!!