帰化申請書類の書き方と記入例について解説します!!

帰化申請書類の書き方と記入例について解説します!!

帰化申請、申請書類の書き方と記入例について解説します!!

帰化の書類作成時にしてしまいがちな間違いとは?

ただでさえややこしい帰化申請。いざ帰化申請を始めようとしても、インターネット上にあらゆる情報が溢れ、必要な情報を見つけるのに苦労されている方も多いのではないでしょうか?今回は、帰化申請のプロ・行政書士が「帰化申請、申請書類の書き方と記入例について解説します!!」をテーマにお話させていただきます。

申請書類を作成するうえで注意すべきポイント

帰化申請をする際は、様々な種類の書類を集めなければなりませんが、それ以外にも自分で書類を作成する必要があります。基本的には集めた書類をもとに書類を作成していけばよいのですが、その際帰化申請独自の書類作成ルールを知らないと、何度もやり直しをする羽目になってしまいます。

効率よく帰化申請を進めるためには、どんなルールがあるのかしっかり把握しておきましょう。

引っかかりやすい落とし穴~その1~

まずは大前提として「全ての書類は日本語で作成すること」というルールがあります。要するに、書類を作成する際は「漢字」「ひらがな」「カタカナ」の3種類の文字(※場合によってはアルファベットも含む)を使用して作成するようにということです。

そんなことをわざわざ書く必要が?と思われるかもしれませんが、実はここに帰化申請の書類を作成するうえでの最大の落とし穴が隠されています。「全ての書類は日本語で作成すること」とはつまり、名前や住所、学校名、会社名も全て日本語に直さないと駄目だということです。

具体例を挙げると、帰化申請をしたいと考えている人がアメリカ人のJohn Smith(ジョン・スミス)さんだった場合、ジョンスミスさんが家族について記入する欄に父の情報を書こうとすると、


✖→父の名前:Adam Smith
→父の名前:アダム・スミス
✖→父の住所:2520 Massachusetts Avenue NW, Washington D.C., U.S.A
→父の住所:アメリカ合衆国 コロンビア特別区マサチューセッツアベニューNW 2520

と記入しなければなりません。

また、来日する前に海外の学校に通っていれば学校名も当然「University of Washington」に通っていたら、帰化の申請書類には「ワシントン大学」と記入しなければなりません。また来日する前に海外の会社で働いていれば、同じように会社名を日本語に直す必要があります。なお、提出する外国語書類には日本語翻訳を用意する必要がありますが、申請書に記載する名前の読み方は翻訳書類の読み方ときちんと合わせるようにしましょう。

【注意】日本の住所や日本の会社名にアルファベットが使用されていた場合に関しては、わざわざ日本語(漢字・ひらがな・カタカナ)に直す必要はありません。

引っかかりやすい落とし穴~その2~

また、上記の話の続きになりますが、帰化申請の書類を作成する際、「中国等の簡略体漢字については、日本の正字に引き直して記載してください」というルールがあります。

中国語の漢字には大きく2種類の漢字があり、中国全土でもっとも使用されているスタンダードな漢字を「簡体字(simplified)」と言います。これに対し、台湾や香港など一部の地域で使用されている伝統的なタイプの漢字を「繁体字(traditional)」と言います。ちなみに、日本の漢字と繁体字は似ているようで違うものとなります。

日本の正字に引き直すとは、中国の漢字(簡体字・繁体字)を対応する日本の漢字に変換してから申請書に記入しなければならないということです。


✖→父の名前:??
→父の名前:張偉
✖→父の住所:上海市延安西路2299号 上海世?商城13楼
→父の住所:上海市延安西路2299号 上海世貿大厦13階

中国の漢字(簡体字・繁体字)に対応する日本の漢字については、下記のホームページから検索することができます。また、ネット上では有志が作成した無料ツール等も公開されています。

● 入国管理局正字検索システム(http://lapse-immi.moj.go.jp:50122/

● 日中(簡・繁)漢字変換(https://www.jcinfo.net/ja/tools/kanji

書類作成を自分でするか、行政書士に頼むか

帰化申請書類の書き方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

ただでさえややこしい帰化申請、無理に自分でやるよりもその道のプロにお願いするほうが、手続きをスムーズに進めることができます。

帰化申請をしたいと考えられているのなら、この機会に帰化申請のスペシャリスト・行政書士に帰化申請の相談をしてみませんか?

弊所は全国各地から帰化申請に関するご依頼をいただいており、帰化申請をするうえで注意するべき内容や把握しておきたいポイントなど、気になる疑問をプロの専門家がしっかりご回答させていただきます。帰化申請に関するノウハウも豊富にありますので、お客様の持つ帰化申請の不安を少しでも解消し、万全の状態で帰化申請に臨んでもらえるようサポートさせていただきます!!

ぜひお客様の大切な帰化申請は私たちコモンズ行政書士事務所におまかせください。