技術人文知識国際業務ビザ申請における卒業証明書とは
技術・人文知識・国際業務ビザの申請を検討している方や企業にとって、卒業証明書は審査に影響を及ぼす重要な書類です。
本記事では、技術・人文知識・国際業務ビザの取得を目指す外国人の方や企業向けに、卒業証明書についてわかりやすく解説します。
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技術・人文知識・国際業務ビザ申請における卒業証明書の重要性
技術・人文知識・国際業務ビザを申請する際には、申請者の学歴を証明する書類として「卒業証明書」の提出が求められることがあります。
卒業証明書は、正式に大学や専門学校などを修了したことを示すものであり、技術・人文知識・国際業務ビザ申請では、申請する職務内容と学歴との関連性を裏付ける重要な資料となります。
※技術・人文知識・国際業務ビザの申請においては、雇用先企業の規模や状況に応じて「カテゴリー1〜4」に分類されます。このうちカテゴリー3および4に該当する場合は、卒業証明書が必要書類となっています。
卒業証明書と学位記(卒業証書)の違いとは?
日本の大学を卒業した場合、卒業証明書は卒業後に学校の教務課や学生支援課などで申請することができます。
日本の場合、卒業に際して発行される書類には、「卒業証明書」と「学位記(卒業証書)」がありますが、就労ビザを取得する際には卒業証明書を提出します(※代わりに学位記を提出しても問題はありません)
◆ 日本の卒業証明書と学位記(卒業証書)の違いとは?
卒業証明書 | 学位記(卒業証書) | |
---|---|---|
目 的 | 公式な証明書として第三者(入管や企業など)に提出するための文書 | 卒業や学位取得の記念・象徴的な文書 |
発行元 | 学校の事務局や教務課 | 学校(通常は卒業式で授与) |
内 容 | 氏名、学校名、学部・学科名、卒業年月日、発行日、学校印など | 学位名、氏名、卒業年月日、学校長の署名や印などが記載され、美しい装丁が多い |
形 式 | A4などのビジネス文書形式。何通でも再発行可能 | 賞状のような体裁で、再発行は基本的に不可(紛失時は証明書で代用) |
用 途 | 就労ビザ申請、就職活動、公的手続きなどに使われる | 個人的な保存用・記念品 |

日本の大学の卒業証明書

日本の大学の学位記(卒業証書)
海外の卒業証明書に関する注意点
海外の大学の卒業証明書を提出する場合は、卒業証明書と日本語の翻訳文を提出する必要があります。
また、日本の大学を卒業している場合、卒業証明書に関して大きな問題が生じることはほとんどありません。しかし、海外の大学を卒業している場合は、卒業証明書に関して、以下のようなリスクがあります。
- 証明書が偽造されているケース
- 実在しない大学の卒業証明書であるケース
- 正式な大学として認可されていない教育機関を卒業しているケース
こうした場合、技術・人文知識・国際業務ビザ申請において、学歴要件を満たさないと判断される可能性があります。そのため、海外の大学を卒業している外国人を雇用する場合は、証明書の正当性や大学の認可状況を事前に十分確認しておくことが重要です。

海外の大学の卒業証明書

海外の大学の学位記(卒業証書)
「卒業見込証明書」とは?卒業前でもビザ申請はできるの?
卒業見込証明書とは、まだ卒業していない学生が、在籍中の学校から「〇年〇月に卒業見込みである」ことを証明してもらう書類です。
通常、在留資格変更許可申請は、「在留資格の変更が必要な事由が生じた日から」行う必要があります。そのため、留学ビザから技術・人文知識・国際業務ビザへ変更する場合、本来であれば卒業後に申請しなければなりません。
しかし、日本の就職活動は、在学中、特に大学3年生(または大学院1年生)の時期から始まるのが一般的であり、多くの企業が毎年4月1日に入社式を行う慣習となっています。もし卒業後に在留資格変更申請を行うと、4月1日の入社式に間に合わないため、こうした日本の雇用慣行に配慮し、「卒業見込証明書」と「内定通知書」に基づき、卒業前年の12月1日以降であれば、仮の段階で在留資格変更許可申請を進めることが認められています。
📌 卒業後に卒業証明書の提出が必要
卒業前に事前申請を行うことは可能ですが、ビザ申請の審査結果が出るのは、卒業証明書(または卒業見込証明書)を提出した後となります。
つまり、卒業証明書を正式に提出するまでは、就労ビザの許可は下りません。

日本の大学の卒業見込証明書
先生の一言

代表行政書士
山 中 健 司
Kenji Yamanaka卒業証明書は、正式に学業を修了し、専門知識や技能を有していることを第三者に証明する、極めて重要な書類です。
就労ビザの取得には、この卒業証明書が必要不可欠であり、入管ではこの書類を通じて、申請者の学歴と職務内容との関連性を確認します。
一方、卒業見込証明書は、卒業前の学生が内定を得て早期に申請を進めるための有効な手段です。制度上も認められていますが、あくまで「仮」の段階であることを理解し、卒業後には正式な卒業証明書を提出することを忘れないようにしましょう。
就労ビザの手続きは、初めての方には煩雑に感じられるかもしれませんが、しっかりと準備をしておけばスムーズに進めることができます。
当事務所では、ビザ申請に必要な書類のチェックから提出まで、丁寧にサポートしております。
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