【ビザ申請のQ&A】永住ビザ申請後に転職した場合、永住ビザ申請に影響はありますか?

お客様からいただいたご質問に対し、行政書士が回答いたします。

Q:永住ビザ申請後に転職した場合、永住ビザ申請に影響はありますか?

永住申請を行って現在2か月が経過します。この度、自己都合により転職をすることを決めました。永住申請中に転職することが審査上よくないと聞くことがあります。実際はどれほど影響がでるのでしょうか?

A:転職が審査に直接影響することは基本的にありません。ただし、在留資格の取消対象期間となる3か月を超えてしまうと影響が出る場合があるため、転職期間には注意が必要です。

永住申請後に転職をする方は意外と多くいらっしゃいます。

転職の際は、退職・転職の事実が発生した日から14日以内に契約機関に関する届出を入管に提出しなければなりません。この届出義務を適切に履行することがまず大切です。

その後、永住審査部門に連絡(申請受付票に記載の連絡先)し、転職したことと追加で提出が求められる書類について相談します。追加提出書類の確認後、期日を守って追加書類提出を行うようにしましょう。

この2つを行えば永住審査はスムーズに進行します。転職だけをもって不利益を被ることは基本的にはありません。

ただし、転職期間が3か月を超えてしまった場合は注意が必要です。これは在留資格の取消対象期間にあたるため、消極的な審査となってしまう恐れがあります。

万が一、転職期間が3か月を超えてしまった場合は、転職の経緯や転職活動について文書を作成して説明するように求められる傾向にあります。説明を行ったからといって何も問題がないとは言い切れないため、転職期間が3か月を超えないようにすることが何よりの対策となります。

なお、転職を行うことが急を要さないのであれば、まずは永住審査を待ってから転職活動を行うことが望ましいでしょう。

永住申請中に転職した際は上記のような対応をとり特段影響がなく許可をいただける場合もありますが、契約機関の届出や追加提出書類の対応など、余計に手間と労力を要します。永住申請中に転職を考えている方は、これらの点を考慮に入れて進めていただければと思います。

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