文系出身でも安心！技人国ビザで働ける職種一覧と注意点 - コモンズ行政書士事務所

「文系出身だと日本で就職ビザが取れないのでは？」と不安に感じる方も多いかもしれません。しかし、実際には文系専攻でも就労ビザ（技人国ビザ）を取得して働くことは可能です。

この記事では、技人国ビザの基本ルールから、文系の専攻と相性のよい職種、関連性が薄い職種を希望する場合の対策までを詳しくご紹介します。

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日本で専門職として働きたいと考えている外国人の方にとって、「技術・人文知識・国際業務ビザ（通称：技人国ビザ）」は、もっとも一般的な就労ビザの一つです。

技人国ビザの審査では、申請者が大学などで学んだ専攻分野と、実際の職務内容との関連性が重視されます。これは、日本で専門性のある業務に従事することが前提となっているためです。

たとえば、法学部卒業者が企業で法務や契約書の管理に携わる場合、または外国語学部卒業者が翻訳・通訳といった語学関連業務に従事する場合などが、専攻と職務内容の関連性が明確である典型的な許可例とされています。

一方で、専攻と職務内容の関連がやや薄い場合でも、論理的な説明がなされていれば許可されるケースもあります。そのため、申請前には履歴書や雇用契約書などの書類をしっかり準備することが非常に重要です。

文系出身だからといって、理系職種にしか就けないわけではありません。一見すると専攻と職務が無関係に見える場合でも、下記のような工夫でビザが許可される可能性があります。

業務内容との“スキル的な”関連性を示す

・文学部卒 → 「マニュアル作成、編集などの文章業務」
・外国語学部卒 → 「英語対応業務、マニュアル翻訳」

※具体的にどんなスキルを使うのかを文書で丁寧に説明することが大切です。

資格の取得で補う（IT職希望者向け）

IT系の職種を希望する場合、法務大臣が認めた国家試験に合格していれば、学歴との関連性が薄くても許可されるケースがあります。
例：情報処理技術者試験（基本情報など）

制度詳細はこちら → 情報処理技術者試験一覧（法務省）