【ビザ申請のQ&A】短期商用ビザで海外子会社スタッフを招へいし、90日間の研修を受けさせることは可能でしょうか?

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Q:短期商用ビザで海外子会社スタッフを招聘し、90日間の研修を受けさせることは可能でしょうか?

弊社はとある製品のメーカー企業です。このたび、海外子会社において新たに製品の生産を開始するにあたり、当該子会社のスタッフを研修目的で日本の親会社(本社)に招聘することを計画しています。

報酬は発生しませんが、90日間の短期商用ビザが取得可能かどうか心配しています。この期間でも短期商用ビザを取得することは可能でしょうか?

A:日本の親会社での研修計画を目的として、90日間の短期商用ビザを取得することは可能です。

短期商用ビザは、会議や商談、海外製品の納品後のアフターサービスなどを目的とした申請が一般的ですが、申請者によっては企業研修を目的とする申請が求められる場合もあります。

このような場合、研修ビザまたは短期商用ビザのどちらを申請すべきか迷うことがあります。

経験上、滞在期間が90日以内で延長の予定がない場合、短期商用ビザで申請手続きを行うことでビザを取得できる可能性があります。

ただし、以下の点に十分注意する必要があります。

報酬の有無

研修活動に対して報酬が支給されないことが条件となります。また、研修内容が実務に関連し、企業の利益に直接寄与すると判断される場合、活動が実質的な労働に該当する可能性があります。この場合、短期商用ビザの要件を満たさない可能性があり、申請に影響を及ぼすことがあります。

年間180日ルール

短期滞在ビザは、原則として年間180日以上の滞在が認められていません。そのため、複数回にわたる90日間の研修を予定している場合、滞在日数の累積により短期商用ビザの規定に抵触する可能性があります。スケジュールに注意を払う必要があります。

再入国について

短期商用ビザは通常、シングルビザ(1回限りの入国)として発行されます。このため、滞在期間中に母国へ帰国し、再入国を希望する場合、再度手続きが必要となります。研修中に一時帰国を予定している場合には、再入国が可能な研修ビザの選択を検討してください。

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