【ビザ申請のQ&A】大学卒業後、日本企業に就職する際に初めから高度専門職ビザを申請することはできますか?

お客様から聞かれたことを行政書士が回答します!

Q:大学卒業後、日本企業に就職する際に初めから高度専門職ビザを申請することはできますか?

私は、現在留学生として日本の大学に通っており、もうすぐ卒業する予定です。

卒業後の予定は、日本の企業から内定をいただいているため、日本で働くことを予定しています。そのため、現在の留学ビザから就労ビザに変更することを検討しておりますが、就労ビザの中でも高度専門職ビザを申請できると友人から聞きました。

しかし、これから働くことを予定している私では、高度専門職ビザを取得できないと考えています。働いた実績がない私でも、高度専門職ビザを申請することが可能か教えていただけないでしょうか?

A:初めから高度専門職ビザを申請することは可能です!

これから働くことを予定している場合でも、高度専門職ビザを申請することは可能です。

理由としては、高度専門職ビザを申請する際の高度専門職ポイントの項目に、職歴がなくてもポイントを取得できる項目が多数あるためです。

弊所でご協力するお客様の中にも、留学ビザから高度専門職ビザに変更されているケースがありますので、留学生から高度専門職ビザ1号ロへ変更する際に多いポイント項目例を紹介しておきます。

これから、大学を卒業し、初めから高度専門職ビザを目指す場合の参考にしてみてください。

ケース①

項目ポイント疎明資料
学歴(修士)20修了見込証明書
年齢(30歳未満)15在留カード
年収(400~500万円)10年収見込証明書
日本の大学院の課程を修了10修了見込証明書
日本語能力試験N1合格相当15日本語能力認定証(N1)
合計70

ケース②

項目ポイント疎明資料
学歴(修士)10卒業見込証明書
年齢(30歳未満)15在留カード
年収(600~700万円)20年収見込証明書
日本の大学院の課程を修了10卒業見込証明書
日本語能力試験N1合格相当15日本語能力認定証(N1)
合計70

行政書士の一言

留学生から高度専門職ビザへ変更する際の強みは、日本の大学院を卒業している場合は30ptが見込めます。

更に30歳未満の方や日本語を勉強している方が多いため、プラスで30ptを見込まれる方が非常に多いです。あとは、何かの項目で10ptを取得することができれば、初めから高度専門職ビザすることも夢ではありません。

しかし、ケース1と2のポイント表を見て不思議に思われた方がいらっしゃるのではないのでしょうか?

これから働くための高度専門職ビザ申請ですが、年収項目でどちらのケースも10pt以上を見込んでいます。実は、高度専門職ポイントの年収が申請時点から1年間の見込年収で審査されるため、入社がこれからでも年収項目でポイントを見込むことが可能です。

そのため、もし見込年収が400万円以上の内定先が決まれば、初めから十分高度専門職ビザを取得できる可能性があります。

高度専門職ビザについては専門家に相談しましょう

高度専門職ビザなら、コモンズ行政書士事務所にお任せください!

大学卒業後、日本企業に就職する際に初めから高度専門職ビザを申請することは可能です。

留学ビザから高度専門職ビザに変更されているケースをご紹介しましたが、日本に留学生として訪れている方は高度専門職ポイントを取得しやすくなっています。

そのため、大学卒業後、日本企業に就職する際に就労ビザへ変更する際には、事前に専門家である行政書士に相談することをお勧めいたします。もちろん、コモンズ行政書士事務所へご相談いただければ、お客様の情報をお伺いし、就労ビザか高度専門職ビザのどちらで申請を行うことが可能かアドバイスを行うことが可能です。

大学卒業後、日本企業に就職する際に初めから高度専門職ビザを申請するにあたり、不明点がある場合や困った点がある場合など、専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひコモンズ行政書士事務所に相談してください。