永住ビザが不許可になった後の再申請について行政書士が詳しく解説

永住ビザが不許可になった後の再申請について

不許可後は必ず入管窓口で理由を確認する

永住ビザ申請が不許可となった場合、最初に行うべきことは「不許可理由の確認」です。不許可理由を確認せずに再申請することは推奨されません。不許可理由を正確に確認することで、具体的にどの点が問題とされたのかを把握し、適切な対策を講じることが可能になります。

不許可の場合には、不許可通知書が交付されますが、通知書には個別具体的な理由が記載されていません。正確な理由を把握するためには、入国管理局に直接出向いて確認する必要があります。申請者本人または申請時に取次者を立てている場合には、その取次者(例えば、行政書士)が不許可理由を確認することが可能です。

不許可後の確認方法

永住ビザが不許可となった場合、通常は書面で通知が届きます。この書面だけでは不十分なので、入国管理局に直接問い合わせを行います。以下の手順を踏むことで、不許可理由の確認がスムーズに行えます。

入管窓口へ確認の電話

不許可理由の確認に際しては、事前予約の必要はありません。ただし、混雑状況によっては担当官が対応できない場合もございます。そのため、不許可通知書に記載された連絡先に事前に電話で確認を行うことをお勧めします。電話の際には、必ず申請番号を伝え、窓口で不許可理由の確認を希望している旨を明確に伝えてください。

必要書類の持参

窓口で不許可理由を確認する際には、不許可通知書、パスポート、在留カードなどを持参することで、入管が申請案件を確認しやすくなり、手続きが円滑に進む可能性があります。また、日本語が十分に理解できない外国人の方は、通訳者の同行が可能ですが、通訳者の同行については事前に確認を取ることが望ましいです。

不許可理由の確認

窓口では、不許可理由について詳細な説明を受けることができます。例えば、収入要件を満たしていなかった場合、どの年度の収入に問題があったのか、提出された書類を基に具体的な指摘を受けることが可能です。

不許可後の確認内容

不許可理由の確認にあたっては、メモを取ることが可能です。事前に確認したい事項を整理しておくことをお勧めします。以下は、確認すべき基本的なポイントですので、参考にしてください。

確認した日時、場所、担当者名の記録

確認した日、訪問先の入管局の部署名、対応してくれた担当官の名前などを記録します。これらの情報は、再申請時の理由書に記載することで、不許可理由に真摯に向き合い、改善した上で再申請を行う姿勢を示すことができます。

不許可理由の確認

(質問例)「不許可となった理由を教えてください。今回の申請において、具体的にどの点が問題だったのでしょうか?」

再申請の可否の確認

(質問例)「再申請は可能でしょうか?再申請する場合、いつ頃が適切でしょうか?」

今後のアドバイスの確認

(質問例)「再申請する際のアドバイスをいただけますか?今後、改善すべき点について何かアドバイスはありますか?」

その他確認事項の確認

(質問例)「不許可理由は以上で間違いないでしょうか?他に確認すべき点はございますか?」

永住許可申請は確実に許可になる申請ではありません

永住ビザの再申請なら、行政書士事務所にお任せください!

永住ビザが不許可になったからといって、再申請ができないわけではありません。不許可理由を明確に理解し、適切な対策を講じることで再申請の可能性は十分にあります。とはいえ、不許可理由の解釈や対策の立案は専門的な知識を必要とするため、行政書士のサポートが非常に役立ちます。

私たちコモンズ行政書士事務所では、不許可理由の確認から再申請のサポートまで、トータルで対応いたします。ビザ申請に必要な書類の準備や、次回の申請に向けた改善策の提案も行いますので、ぜひ一度ご相談ください。再申請での成功を目指し、安心してお任せいただけるサポート体制を整えております。