離婚・再婚歴が多いと配偶者ビザは不利?審査で気をつける5つのポイント

配偶者ビザの申請において、過去に複数回の離婚や再婚歴がある場合、審査が厳しくなる可能性があります。これは、結婚の真実性や継続性について入管が慎重に判断するためです。本記事では、審査で重視されるポイントや対策について、行政書士の視点から詳しく解説します。

1. 婚姻に対する「真実性」の疑いを避ける

離婚・再婚を何度か繰り返している場合、「また短期間で離婚するのではないか」「ビザ目的の偽装結婚ではないか」といった疑いを持たれることがあります。審査官に信頼してもらうためには、交際から結婚に至るまでの過程を丁寧に説明することが重要です。

2. 離婚理由と再婚に至った経緯を明確に

過去の離婚理由については、できるだけ具体的かつ客観的に説明しましょう。たとえば「性格の不一致」や「生活のすれ違い」などの一般的な理由ではなく、当時の状況や背景が分かるような内容にするのが望ましいです。

特に婚姻期間が短い結婚が複数ある場合は、偽装結婚を疑われるリスクが高くなるため、丁寧な説明が求められます。

3. 「結婚の実態」を裏付ける証拠を提出する

入管では、申請書や説明書の内容に加えて、実際の交際実績や生活実態を示す客観的証拠を重視します。次のような資料を用意しておくとよいでしょう。

  • 交際中のスナップ写真(旅行・食事・イベントなど)
  • メッセージやメールのやりとりの履歴
  • ビデオ通話や電話履歴のスクリーンショット
  • 結婚式や親族との交流の写真

これらの資料を通じて、形式的な関係ではなく実体のある夫婦関係であることをアピールします。

4. 再婚に至るまでの流れを時系列で示す

「離婚してから再婚までの間にどのような経緯があったのか」を明確に伝えることも重要です。交際開始時期、出会いのきっかけ、交際中の様子、結婚を決意した理由などを、時系列でまとめて提出しましょう。

5. 専門家のサポートで不安を解消

離婚・再婚歴が多い方は、通常よりも慎重な審査対象となります。不安がある場合は、行政書士などビザ申請の専門家に相談することで、適切な書類準備や説明文の作成が可能になります。

まとめ:離婚・再婚歴があっても正しく準備すればビザ取得は可能

過去の離婚や再婚があるからといって、配偶者ビザの取得が不可能になるわけではありません。大切なのは、真実の関係であることを丁寧に示すことです。

当事務所では、複雑な事情を抱える方の配偶者ビザ申請を多数サポートしてきた実績があります。ご不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。最適な申請戦略をご提案いたします。

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